CP小説

□予想外。
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部活中、成神に声をかけられた、


「先輩!部活終わったあとちょっといいッスか?」

「?あぁ、いいぞ」

「じゃあ、部活終わっても帰えらないでくださいね!」


何か相談でもあるのだろうか、無視するわけにもいかないし特に急ぎの用事もないので了承した。





部活終了後、


みんなは「お先に、」などと言いながら部室を出ていく。


そしてとうとう俺と成神の二人っきりになった。


何か相談かと思ったが当の成神はニコニコしている。


「先輩!今日は何の日か分かりますか?」


「今日…?1月4日……何の日だ?」


誰かの誕生日かと考えたがそれは誰にも当てはまらない。

俺が首を傾げていると成神が微笑みながら口を開いた。


「今日は、世間で言う源成の日!源田先輩と俺がイチャつく日ッス!」


「俺と…成神がイチャつく日…?」


「ハイ!だから、今日だけは俺のこと好きにしていいッスよ!」


「そう言われてもな…何をすればいいか分からないし…」

「まだ分からないんスか?イチャつくんッスよ!」


イチャつく…とはどういうことだろうか、ましてや俺達は男同士。


俺には理解できなくて首を傾げていると成神は微笑みながらもため息をついた。


「これだけ言っても分からななんて…源田先輩らしいッスね。俺が教えてあげます」


「成神…?…っ、な…!?」


気づけば視界は成神でいっぱいで、少し背中に鈍い痛みが走った。


何が起こったのか、最初は分からなかったやっと理解できた、俺は押し倒されたのだと。


「なる…かみ、何をして…」


「何って…先輩を押し倒してるんです。あ、でもこれじゃ源成の日の意味がないッスね…」


成神は俺に構わずうんうんと唸っている。



「成神…?」


「うーん…先輩、俺のこと襲ってください!それが一番手っ取り早いッス!」


「な、なに言ってるんだ、襲うなんてそんなこと…」


「先輩、俺辛いんです。主にココが、」


成神が指差したそこは自らを主張しているように見える。

「先輩が可愛すぎるからいけないんッスよ、どうにかしてください」


「ど、どうにかしろと言われても…俺達は男同士で…」


「男同士とかそんなの関係ないッス、俺は源田先輩のことが好きだから」


成神がにっこり笑っていうもんだから恥ずかしくなって顔が赤くなるのを感じた、今の俺はきっと真っ赤な顔をしているだろう。


そんな顔をみられるのが嫌でそっぽを向いていると成神が俺に抱き着いてきた。


「先輩は…俺のこと嫌い…ですか?」


「そんなわけないだろう…」


「じゃあ俺のこと恋愛感情で好き、って言えますか?」


「っ、そ、れは……」


「…すみませんでした、こんな無理なことして。もう帰っていいッスよ、」


成神はそう言って俺の上からどき、鞄を持ち上げる。



「それじゃ先輩、また明日」


「まっ、成神待ってくれ!!」


「…?なんですか?」


咄嗟に成神の腕を掴んだら成神はビックリしたように振り返った。


「俺は…成神のことが好きだ、」


「それは恋愛感情じゃないッスよね」


「違う!…そういう意味での好き、だ」


「源田先輩…?」


「俺、さっき気づいたんだ。成神に好きと言われても嫌な気はしなかった。寧ろすごく嬉しかった」


成神はキョトンとしていたが、いつの間にか真面目な顔つきで俺をみていた。


「それに、成神が離れてしまうのが…か、悲しいって思ったんだ…」


「先輩……」


「これって恋愛感情…でいいんだよな?」


「っ…ハイ!」


「成神、好きだ」


「俺も大好きッス!」


そうして俺は成神の方に優しく口づけた。



計画通り?いいえ予想外

(やっと通じあえた)
(これからは我慢しなくてもいいんッスよね?)




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ヘイヘイヘイ!お久しぶりです!

このサイトには初めてCP小説置きますね…


源成の日ってことで書きました。


…源成じゃないよねこれ(

 
このあと、きっと二人はイチャイチャしたと思います。

だって成神くん辛いまま(



なんかギャグっぽいかなと思いきや裏とみせかけてーのシリアス入りそうではいらず甘っていう(´゜ω゜`)


申し訳ないっす(

 

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