貰ったもの

□素直なキモチ
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事の発端は、1時間前。

源田クンが佐久間クンから貰ったというジュースを飲んだ。
そしたら、
源田クンに、獣耳が生えた。
ご丁寧に尻尾まで生えてる。
さらに脳内で獣化したらしく、盛りやがった源田クンが俺を襲おうとした、というところだ。

「源田クン、本当に佐久間クンから貰ったのか?」
「あぁ」
「何でこんな危ないモノ…」

呆れて、源田クンを見た。
尻尾がパタパタしてる。

「源田クン、尻尾…」
「へ?あぁ!?」

無自覚だったらしい源田クンは、顔を赤くして尻尾を押さえている。
何だコイツ、可愛い。

「何?俺と居るのが嬉しいの?」
「…まぁ、好きだからな」
「……今何つった?」
「好きだから」
「………は!?」
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