JUNK
□短文お題
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2.「息」
唇が触れる、その一瞬前。
あの人はいつも僕に少しだけ息を吹きかける。
それはほんの僅かな、注意していないと気が付かないような、小さな吐息。
あの人のこの癖に気が付いてから、僕はそれまでよりずっとドキドキするようになった。
誰の癖かはご想像にお任せします。けれど「あの人」はどうやら年上のようですよ。
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