□第六話:部室で会議。
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部室にて談笑中の絵理ですこんにちは。
え?意外と普通な顔してるって?


「さてさて、授業は真面目に受けられたのかしら?」

『そんなわけ…』


あるわけないじゃないですか。
南沢さんが夢じゃなかったんですよ?
とゆーかですね、


『なんで琴音ちゃんが平然としているのかがわからない!なんで!?嬉しくないの?』

「嬉しいに決まってんじゃん!だけどさぁ、あたしは一週間くらい前から知ってたし」

『えっ!?』

「それに普段から真面目に授業受けてないしねぇ。いつもよりちょっとニヤけてるくらいだよ(笑)」


「あははははっ」じゃなくてだね、琴音ちゃん。
え?
琴音ちゃんも浜野くんがケータイに…てゆーのは、昨日の夜の話じゃないの?


“それは俺が説明していい?”

「おお、言ったれ言ったれ」


浜野くんが説明してくれるらしい。


“本当はね、南沢さんも一週間くらい前から来る予定だったんだけど…”

『?』

“星が決めた集合の日に南沢さん来なかったから、一緒じゃなかっんだよ。…以上!”

『いやいや、以上て…。南沢さんはなんで来なかったの?』

“女子と遊んでた”

『は?』


顔色を変えずに理由を話したのは南沢さんだった。
でもまて、それって…


『浮気じゃないですかぁぁあああ!!!』

“はあ!?”

“うわぁ、南沢さん浮気…?”

「浮気者」

“浮気男”

「浮気したんだ…」

“浮気なんてしてパートナーを悲しませるなんて…”

『うわぁぁん…ひっく…』

“うるさいな、絵理会う前だから浮気じゃないだろ”

「“ああ、確かに”」

『いえ浮気にはかわりありません!私が泣いたら反省するかと思ったら開き直りですか許すまじ許すまじ』

“えっ…”

『お仕置きしたらぁあ!!』


琴音ちゃんや浜野くんが納得したって私は納得いきません。
会う前なら浮気じゃないだと?
ふざけるな、私は南沢さんをずっと愛してるのにぃい!


『さあ、覚悟はいい?』

“おまっ、何する気だよ!”

『喰らえ!』


つってもやることがない…。
いやいや怯むな私!


『こしょこしょ攻撃ぃ!こしょこしょこしょこしょ〜っ!?』

“!?”


あれ…おかしいな…。
なぜ南沢さんの腕を私は掴めてる?
え、ケータイの画面をこしょこしょしたらくすぐったいかなぁ、と思って画面をこしょこしょしたんだけど。


『えええぇぇええええぇぇぇえええ!!!!????』

“うわああああああ!?”


一難去ってまた一難?
いいえ、まだ始まりですから。
【一難来たらまた一難】。
なんかグロテスクな光景です…いやぁあ!
 

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