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□雪
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新年にはいり、忍術学園に初雪が降り…瞬く間に学園内は見事に白一色になった。
「見事に降り積もったな」
「そうだな…寒い…」
新年のため帰省していった生徒たちのなか、六年い組の潮江文次郎と立花仙蔵の二人は学園に残り縁側に腰掛け、二人寄り添いながら雪を眺めていた
「こうも学園内に誰も居ないと…落ち着かんな…」
眉間に皺をよせながら仙蔵はそう呟いて半纏を纏っていても微かに寒いのか震えると文次郎はそれに気付くと仙蔵を抱き寄せ
「寒いんだろ？もっとこっちに身寄せとけ。」
「ん…分かった」
文次郎の行動に仙蔵は驚きながらも寒さと同時に恥ずかしさと嬉しさに白い頬を赤らめながらすり寄っているとふと、何を考えたのか文次郎から離れて庭に降り立ち
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