09/02の日記

17:11
★週ジャン鰤感想(第640話)
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↓以下ネタバレ有りですので、内容を知りたくない方は読まないでくださいませm(._.)m

※内容はかなり簡略致しております。ご了承くださいませ。
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☆第640話
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−最初に私が目を覚ました時…、あなたが私を何と呼んだか覚えていますか。私は、その名がとても好きでした…−

「目が覚めたかネ。お早う、●●…」

それはネムの回想だった。
そして、現実は…−−
滅却師達との激戦極まる。マユリとペルニダの戦いは、疋殺地蔵がペルニダを飲み込み、マユリが勝利を収め、終わったかに見えた。

「フハハハハハハハ…ハハハハハハハ」

勝利を確信し、高笑いをするマユリ。

「さて。腹の具合はどうかネ、疋殺地蔵。丸呑みだから、多少時間はかかりそうだが。しかし、最後の情報で、咄嗟に歯の無い個体として産ませて正解だったネ。噛み切って腹の中で増えられたら、疋殺地蔵といえど保つまい」

「ぎっ」

だが、ここで疋殺地蔵の表情が一変。

「−−−−−−!?」

−ボコン、ボッボボッドドドドドッ、バン…−

マユリが驚く間すら無く、その巨体は中から破られ、飛散してしまう。
ドパァ、と体液らしきものが噴出し、マユリへ。それを避けたが、実はそれは次の攻撃の為の誤魔化しであった。敵であるペルニダは、なんと弓矢を用いてマユリを射て来たのだ。
それを咄嗟に身を反らして交わすことが出来たマユリ。外れた弓矢の威力は、周囲の建物を崩壊させる程のものであった。

「フ……フハハハハハッ。似テル?君ノマネ」

なんとペルニダは余裕釈釈。マユリの物真似すらし、その手には弓矢が。

「君、忘レテル。ペルニダ、滅却師。弓矢デ敵、殺セル」

この言葉に、マユリの顔色が変わる。

「…イヤイヤ…。"忘レテル"も何も、霊王の左腕が自らを"滅却師"だ等と………。恥知らずな事を吐くとは、思いもしなかっただけだヨ!」

「…………恥知ラズ?何ガ、恥知ラズ?」

そうして、ペルニダの無い筈の薬指と小指が再生する。マユリに対する怒りが、ペルニダをそうさせているのだ。

「−−滅却師を名乗る事が、恥知らずとはどういう事だ。余は、もとより滅却師である」

−…−−−−−!−

マユリは、その変わりっぷりに驚いた。話し方そのものが、一瞬ペルニダのものでは無かったのだ。だが、

「君ハホントにズット、滅却師ノワルクチバカリデ、嫌ニナルネッ」

その後、ペルニダは再び元に戻ってしまう。

−何だ今のは。一瞬喋り方が変わった。確かにヤツの語彙自体も、戦闘開始から、少しずつ増えている様だ。霊王としての記憶を取り戻しつつあるのか…?それとも…何らかの方法で、進化し始めている−−−…?−

−キ…ン…ギュワッ…ドドドドッ…−

この時、マユリは何かを掴みかけ様とするが、無情にも、遂にペルニダは指全てに弓を持ち、矢を放って来た。
バババハッ、と高速でそれをかわすマユリ。よく見るとそれは、只の矢では無かったのだ。

−矢に神経が繋がっている−−!−

つまり、この矢に触れたら最後、ペルニダに操られてしまうという訳だ。
弓矢はまるで意思を持つかの様に、マユリの左腕へその触手を伸ばして来る。
グ、ボッ…と爆音。左腕に触れられた刹那、マユリは自分で自身の腕を切り離し破壊した。難を逃れたかと思えたが、ここでまたペルニダの驚く可き奇策が。

−地面に走らせた神経で矢を包んで、"矢そのものを"曲げた!?−

放たれた矢先はマユリに向かい、真っ直ぐに飛んで来る。

−くそッ。此は当たるネ…−

遂に、その命運が尽きるかと思った時だった。ネムがマユリの高さまで飛び、マユリを狙った矢を直接手で掴み、自身でその手を切り落としたのだ。
そして、そのまま落下していくネム。

ガ…ザン…ドン…ガシャア…−

その体が地面につくかと思った時、マユリはネムの頭を掴み、高い塔の上へと放り投げた。ネムの体は瓦礫を崩し、激しく転がる。

「馬鹿が!命令も無いのに、何故出てきた!あのまま地表に落ちれば、肉団子になるところだヨ!」

罵声を浴びせるマユリ。

「"盾"が必要な戦いだと、判断しました」

「自らの判断で加勢して良い等と、教えた憶えは無いヨ」

「…………………はい。教えられてはいません」

「……私が教えてもいない事を、勝手に学んだとでも言うのかネ……」

「………………。…わかりません」

「……ネム。いや、"眠七號"」

"眠七號"。それが"この"ネムの"真実の名"であるらしかった。急に真顔となるマユリ。

「…黒崎一護の一団が現れてからというもの、夥しい程の戦いを経て、私はお前に多くの事を教え過ぎた。"次のお前"を"今のお前"と同じに育てるのに、どれ程の負担が私にかかるか、お前に解るのかネ?」

「………………。…わかりません」

「わからんなら、自分の判断でなど動くな!お前に、自らの判断で死ぬ自由など無い!お前が死ぬのは、私が"死ね"と命じた時だ!わかったら立て!」

「−−−はい。わかりました。…マユリ様」

怒声を張り上げるマユリ。
マユリとネム。二人の秘密が、今明かされる…−!!
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今回は此処まで。

ネムちゃんの回想から始まった今週のBLEACH。14周年突破を祝う表紙&巻頭カラーでありました。

ジャンプ表紙は『背中合わせの一護と雨竜』、BLEACH本編の巻頭カラーは『集結、我ら星十字騎士団−−!!』ってことで、滅却師さん達勢揃いでした。
皆、それぞれ馴染みの顔ぶれで、素敵に描かれております。が、この中で残ってんの、あと何人だよ!?(lll-ω-)
もう少し前に、見てみたかった気がしますね。ま、仕方ないか。鰤、中々表紙や巻頭カラーになりませんでしたからねぇ。
ジャンプさん、お願いしますよ。

で、ネムちゃんの回想から始まり、本編終了まで、マユリとネムのイチャイチャっぷりときたら!!(≧ω≦)
マユリ危うし!!ペルニダの神経矢に討たれそうになるマユリを、身をていして護るネム。これで、とうとう二人とも片腕になってしまいました(TーT)
そんなネムを決死で救うマユリ。で、ここでネムの成長を知る。自分が教えてもいない事をする様になったという、ね。
これは或る意味、凄いことですよ!!ネムはマユリが造った擬似死神ですが、死神そのものに成長したということでしょう。

そして、そんなネムにマユリは言うのです。
『お前に自らの判断で死ぬ自由など無い!お前が死ぬのは、私が"死ね"と命じた時だ!』と。

一見、傲慢で横暴に聞こえますが、この言葉の真の意味は深いです。
つまりマユリはネムへ『死ぬな』と言っているのです。"あの"マユリが、ですよ!?
二人の愛、絆の様な強い繋がりを感じます。そう、これはマユリの『究極のツンデレ』話なのです!!副題からして『Mad Luluby No.7(マッド・ララバイ・ナンバーセブン)』ですからッ!!(≧ω≦)

この回では、ネムの本当の名前も判明しました。『眠七號(ねむりななごう)』。実に綺麗な名前ですよね。
その名前から、現在のネムは7体目なのかな?と想像。きっと試作品やら何やら、マユリが色々と改造しつつ、今の状態になったと考えられますね。

ネムの名前が『眠(ねむり)』なのは、きっとマユリの名前が『涅(くろつち)』だからなのでしょう。涅は『涅槃』…釈迦の死を意味していますからね。死=眠り。まあ、他には『悟りの境地』=ニルヴァーナの意味も有りますが。
なんか、名前の構造としては『日向ひなた』的なイメージですf^ー^;

さてさて。今回の話では形勢逆転。疋殺地蔵は消滅し、マユリは窮地に立たされてしまいました。しかも、マユリもネムも片腕。戦いには不利ですね(lll-ω-)
更に、追い討ちを掛ける様に、ペルニダは強くなって来てますし。進化している様子です。

きなこが勝手に予測するペルニダの弱点。
それは『眼』です。

理由は、
●霊王は単眼の筈なのに、黒目が複数有る。このことから、もしやこれはユーハバッハの眼!?
●一度、血が入っただけで、異常な程に痛がった。
●指は切られたら再生するけど、眼は未だ負傷しておらず、どうなるかデータが無い。

なんですけど。皆様如何でしょうか?
ま、次もマユリの珍しい『デレ部分』が見れたら嬉しいです(*´∀`*)
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★此処からは『浦マユ小咄』
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■浦原:涅サンって、実は『ツンデレ』キャラなんスねェ。だったら涅サン、アタシが死にそうになったら、少しは優しくしてくれます?「愛してる」とか言ってくれちゃったり。

■涅:フン、貴様がそう簡単に死ぬ玉かネ。しかし…そうだネ。貴様が死にそうになるところ、一度は見てみたい気もするヨ。フム。では浦原、今からそこで死んでみてくれないかネ?

■浦原:く、涅サン。……あ。やっぱいいっス。……スイマセン。

※マユリからの『愛してる』への道のりは遠い。
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長くなりました。此処までお読みくださり、有り難うございましたm(u_u)m

きなこあずき

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