09/11の日記

00:21
★週ジャン鰤感想(第641話)
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↓以下ネタバレ有りですので、内容を知りたくない方は読まないでくださいませm(._.)m

※内容はかなり簡略致しております。ご了承くださいませ。
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☆第641話
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マユリの危機回避のために、自ら動くことを選んだネム。娘と父の"歪"な共闘が、今始まる−−!!

「お渡しするのが遅れました、マユリ様。補肉剤です」

ネムが差し出したのは補肉剤の携帯用パック。無言でそれを見詰めるマユリ。

「元々、これをお渡しする為に出て来たのです」

受け取った補肉剤を、自身の無くした左腕へと注射し、マユリの腕は元通りに再生した。

「−−私が補肉剤を忘れて出て来た事には、最初から気付いていたのかネ?」

「はい。今回の襲撃があった際、マユリ様は、いつも出撃前に触って出られる薬品棚を、お触りになりませんでした」

「………フン。良く見ている」

マユリのことをマユリ自身より理解している娘(ネム)に、マユリは何を想うのか。

「気味が悪いヨ」

「申し訳ありません、マユリ様」

労いを辛辣な言葉で包み贈るマユリ。長く侍した愛娘(ネム)への想いは、誰も知ることは出来ぬ。
只、今の二人の前には巨大な敵、左腕(ペルニダ)が居るだけだ。

ガキュ、ガキュッ…ブ…ン…−−ギュオッ…−−

腕が再生したマユリは、遂に行動を起こした。履いていた特殊な靴を操作して、自在に空を跳ぶようになったのだ。

ギン…ドドドドドドドド…−

ゴ、オッ…−

対して、ペルニダも攻撃を仕掛けて来る。指の先を使い、滅却師の矢をマユリに向けて無数に放って来るのだ。

ドドドドドドッ−

ドキュキュキュュキッ…−

ドドドドドドドドドド…−

物凄い速度で攻撃してくる無数の矢を、マユリは凄まじい速さで交わしていく。そんな中、マユリはネムへ連絡を入れた。
ヂヂッ…と電波の乱れるような音がする。伝令神機だろうか?

『聞こえるかネ、ネム』

「はい」

『作戦を伝える。私は今、こうして動き回り、広範囲に渡って超高濃度の麻酔薬を散布している。奴本体への効果は不明だが、先程の接触で、奴の矢の神経強度は計測済みだ。この濃度ならば、確実に奴の矢は無力化できる。マァ、結果として私自身にも若干の影響が出る濃度になりはしたが、そこは致し方あるまい』

つまりマユリは只避けていただけでは無い、という訳だ。

『ネム、お前の役目は、その無力化した神経の矢に"神経凝固剤"を"直接打ち込む"事だ。その"神経凝固剤"は、麻酔の様に、神経の伝達を阻害して脱力させるものでは無い。文字通り"神経の伝達を凝固させる"−−−その神経の繋がるあらゆる器官を、薬剤の到達した瞬間のまま、強制的に停止させるものだ。つまり−−』

「この薬にかかれば、開いた瞼は閉じず、縮んだ心臓は膨らまず、開いた口もふさがらんという訳だヨ!」

『声が大きいです、マユリ様』

「黙れ」

ネムに諭され、叱咤するマユリ。科学者たるもの、素晴らしい発見をした際には、興奮するものなのだ。だが、それを指摘される事ほど、ムカつくものは無い。

『奴の体組成はわからんが、少なくとも体内に血が流れているという事は確認した。"この薬で、奴の血流を凝固させて殺す"』

−地表の神経は、麻酔で無効化されている。踏んで問題は無い。お前は地表き落ちた矢から奴が神経を切り離すより早く"薬を打ち込め!!"−

マユリに命じられた通り、ネムは地表を疾駆し、薬剤を神経へと打ち込むことに成功した。

ガッ…ズォ…−

ギュンン…−ドドドドド…ン…−ズ…−

「終わりだヨ"左腕(ペルニダ)"」

勝利を確信し、不敵に笑うマユリ。だが、

ボッ…

「…−−!!」

ペルニダは自身で親指を切り離した。薬剤が全身に到る前に、汚染された箇所を切断したのだ。更に驚くことが有った。

「こんなモンでやられるかよォ、涅!」

マユリに向け喋るペルニダのその口調は、明らかに知った男のものであったのだ。

−何だ、この喋り方は!?まるで更木の様な−−…−

そのことから、マユリは咄嗟に理解した。

−そうか−

マユリの回想。それはこの戦いで、感じた事である。
そう、この左腕(ペルニダ)は『何らかの方法で、進化している−−…?』と、いうこと。

−奴は、神経を繋いだ"全てのものの情報を吸い上げて"進化している!!−

重大な事実を発見したマユリ。しかし、それと同時に、今起きている非常事態に気付くのだった。

−まずい。もし更木のレベルまで奴の神経が進化しているとすれば−−−ネムの反応速度では太刀打ちできん!−

「離れろネム!!!」

ネムを気にするマユリ。その為か、一瞬反応が遅れてしまった。

ブバッ…−

マユリの背後には、左腕(ペルニダ)。それは、マユリの神経凝固剤で固められた腕を内側から破り、中から生まれた新しいペルニダの姿である。

−これは、魔胎伏印症体の能力−−−

マユリの頭上よりペルニダが迫る。
そして、マユリの危機を察知し、ネムの形相が変わる。

−マユリ様−

マユリの下へと急ぐネム。

−マユリ様−−−−

ネムの強い想いは、果たして届くのだろうか−−!?
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今回は此処まで。

今週はネムも加わって『ペルニダ VS 涅親子』という図に。嬉しい共闘なんですが、やっぱり先週の巻頭カラー、ネムのポエムが気になります。
あれって『フラグ』なんスかね?となると、ネム…もしかしてヤバい!?(lll-ω-)

マユリに対してのネムの違和感。薬品棚に寄らずに出掛けた、と。成る程。マユリらしからぬ失敗ですね(゚_゚
マユリも"うっかり"とか有るんですね。いつも用意周到だとばかり。
アニメでは可愛い"失態"は有りましたが(何やら恥ずかしいモノが見つかってしまった、あのシーンだとか)、漫画では無かったような。うん、これではネムも心配しちゃいますね。

そして、ペルニダの謎にあと一歩と近付きました。『神経を繋いだ"全てのものの情報を吸い上げて"進化している!!』とのこと。

えっ!?えっ!?それじゃあ剣八だけじゃなく、夜一さんとか、修多羅とかの情報も!?
ってか、マユリたんだって、一瞬ペルニダと繋がってたじゃないですかぁッ!!!ど、ど、ど…ッ、一体どうするんだ!?それとも繋がった瞬間に腕切り離したから、大丈夫だったりするのか…(-_-メ)
グッハァッ…心配ッ!!めっちゃ心配だわ…!!マユリたんに何か有ったら、生きてけない…ワタクシ……(lll-ω-)

だって今にも危なそうなんですもん。マユリたん、これ迄に無く苦戦してますし。魔胎伏印症体能力を持ったペルニダは、もう直ぐ後ろに迫ってますしぃ……
ネムが即行で助けに行ってますが、間に合うのか!?間に合って欲しい!!うおああああ゙ッ…(T_T)

そういや皆様、お気づきになられました?マユリを襲う魔胎伏印症体ペルニダの腕にアスタリスクマークが有りましたね。
知ってる方もいらっしゃると思いますが、このマーク、BLEACHでは『神』あるいは『神的存在』を表すマークと見られております。
織姫の髪どめや、藍染の封印時の形態など、他にもそういった『神の象徴』として、時折出て来ているのですが。

つまりこの戦い、ペルニダは『神』であり、マユリは『神を赦さぬ者』として描かれ、対極の存在に見えます。
なにしろマユリは『完璧を嫌悪する』者ですからね。『神』という存在はどうあっても認めないのです。そして、最初ザエルアポロ戦の焼き回し的な戦いかと思えましたが、今度の『神』ペルニダは強敵。まさに完璧で、その反撃の糸口が掴めないのです。

でも、浦原も『神の象徴』である藍染に最終的には勝ってますし。マユリに必ずしも勝機が無いとは思えません。
少しずつではありますが、マユリはペルニダの正体に近付いていってますから。

来週ドキドキ…(lll-ω-)
ジャンプのページをめくるのが恐くなりそう。マユリ、ネム、どうなるんでしょうか?

長くなりました。此処までお読みくださり、有り難うございましたm(u_u)m
※皆様たくさんの拍手を有り難うございます。きなこのパワーの源となっています。
心から感謝致します(*´∀`*)

きなこあずき

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