09/29の日記

16:05
★週ジャン鰤感想(第644話)
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↓以下ネタバレ有りですので、内容を知りたくない方は読まないでくださいませm(._.)m

※内容はかなり簡略致しております。ご了承くださいませ。
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☆第644話
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左腕(ペルニダ)を爆砕!!マユリ圧巻の勝利!!
ネムの大脳をその腕に抱え、爆発の中、歩いて来るマユリ。だが、突然力が抜けた様に、ゴドンと倒れ込んでしまった。

「……………成程。神経の残骸が活きていたか。足をやられた。参ったネ。これでは更木と同じじゃないか」

地べたに突っ伏するマユリの前に、斑目一角と綾瀬川弓親が現れる。

「!何だ。逃げていなかったのか十一番隊。やはり、想像を絶する馬鹿の集団だネ。マア、戦いの最中に手出しして来なかった事だけは、褒めてやるとするかネ。良く聞き給え。ここから三十間先右手の瓦礫の下に、ネムの運んで来た肉体保護瓶がある。右脇の赤い釦を押すと中身が出るから、お前達はそいつらと先に行け。問題無い。時間はかかったが、ゾンビ化解除も完了した頃だ。寿命は大きく縮んだが、よもや命の恩人に、そんな些事で文句も言うまい」

マユリの指示に従う二人。すると言葉通りカプセルが存在し、その中から十番隊隊長である日番谷冬獅郎と副官の松本乱菊が現れる。

「涅……ありがとう」

「……フン」

一角と弓親に抱えられているマユリに、日番谷は礼を言い、先へと向かう。

−空いた瓶には私と、…マア余分の瓶には、更木でも詰めておくと良い−

「…それじゃあ更木隊長、行ってきます」

ペルニダによって重傷を負わされた更木を、マユリの指示により保護瓶へ。更木はここで、怪我の治療と体力の回復を待つことになる。二人は更木へ先に立つ挨拶をする。
と、ここで一角と弓親は、同じく保護瓶の中に居るマユリの方へ向き直る。

「……………?」

「涅隊長……更木隊長を、ありがとうございました……!!」

片膝を着き、恭しく礼を述べる二人。
自隊の隊長を救ってくれたマユリに、恩を感じているのだろう。
そしてその儘日番谷の後を追い、走り去る二人。

「…フン。今日はえらく礼を言われる日だネ……。気味の悪い。…だがそんな事はどうでも良い……。進化だ……!遂に私は自ら進化する魂魄を、零から創り上げたのだ…!」

保護瓶の蓋を自ら閉じるマユリ。その胸には、大切そうに収められたネムの大脳。

「私はお前を超えたぞ…!浦原喜助……!!…お前の悔しがる顔は…残念ながら想像がつかないが……。だからこそ目にする甲斐があるというもの……。次に会った時は……私とお前の差を見せつけてやるとしよう……!私とお前の…2人でだ…」

浦原への勝利宣言。ネムの大脳を愛おしげに撫で、瞼を閉じたマユリの前に現れたのは、ネムの幻影であった。
マユリはネムの夢を見ているのだ。
父は娘の成長を知り、悦びの裡に永き夢路に発つのだろうか−−−。
……………………………………………………
場面転換。敵から逃げ続ける浦原は、遠方にいるマユリの異変を察知していた。

「…涅隊長だね」と、京楽。

「!……はい。…まァ、あの人の事なんで、大丈夫だとは思いますけど……」

「そうだねえ。……問題なのはその事より、遠く離れた霊圧の揺らぎに気付けるぐらい、周りの霊圧が減ってるって事だろうね…」

二人はマユリの霊圧の揺らぎに気付いていた。が、どうやら心配はしていない様子。マユリのことを二人は絶対的に信頼しているのだ。
それよりは、先程から次々と敵の銃撃に消える仲間と、今の切羽詰まった状況に問題が有る。
浦原は問う。

「副隊長は全員やられましたか?」

「俺とルキアはまだだ。あと雛森も」と恋次。

京楽も答える。

「七緒ちゃんもまだここに居る」

「難儀やな。どっから狙われてるかもわかれへんし。かと言って、スピードゆるめたら敵の思うツボや」

と、平子真子。五番隊は隊長副隊長共に無事の様であった。

「怖ろしいだろうね。そりゃそうだ。察するよ。どこから狙われているかもわからないのに、遥か彼方からの狙撃で仲間が次々と消えてゆく。そんなのが怖くない奴なんていやしないさ」

遠く離れた建物の屋上で、銃を構えているのはリジェ・バロ。彼は此処から狙撃して、少しずつ死神勢の数を減らしていた。

「まァ、どっちにしろ……。ここまで犠牲を出して、敵の手が何一つわかってない時点で……」と京楽。

「もし、群にそんな奴がいるとすれば−−」とリジェ。

「次の手を、打たなきゃいけない頃合いさ!」

突然逆行し、京楽は剣を抜き向かって来た。

「そいつは、ただの馬鹿か狂人だ」

呆れたような物言いのリジェ。

「アホォ!止まったら思うツボや言うてるやろ!」

京楽の行動を叱咤する平子。
すると遠方の屋上に、リジェの銃口が放つ光が見えた。

「見つけ……」

ドン…

狙撃先を見付け、喜んだのもつかの間。京楽の躯に、リジェが撃った弾が撃ち込まれた。

「どんな美しい統制を保ってきた群も、たった1人の馬鹿の愚行で瓦解する。そんな群を、幾つも見てきた。君達死神はそうではないと、思いたかったのだけれど」

リジェの眼に、口から血を流す京楽が映る。その時、…

−だぁ…るま…さん…が…−

「何だ……?」

−こぉ…−

「どこから−−−…」

−ろん…−

「だっ」

「−−…!!」

妙な歌が聞こえたかと思うと、リジェの銃の長い銃身が斬られて落ちた。背後に、先程倒した筈の男が立っていた。

「よく躱した。流石に迅いね。けど…武器は貰った。お次は命だよ」

「………………」

それは京楽春水の"変わった戦闘方法"だった。生死を賭けた遊びが、今始まる!!
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今回は此処まで。

『ペルニダ VS 涅親子』の戦いも、遂に終結となりました。
霊王の左腕は『進行』を司る。その特性を利用して、極限にまで『過剰成長』させることにより、ペルニダは"成長の果て"である『死』へ。素晴らしい決着でありました。

結論としてはペルニダの自滅ではありますが、これはネムの『強制細胞分裂加速器官』の効果であり、そのネムを創ったのはマユリです。
これは、マユリの才能がペルニダを倒したと間違いなく言えますね!!

しかし、マユリは負傷。歩けない状態となり、更木と共に保護瓶へ入ることになってしまいます(TдT)
代わりにカプセルより現れたのが、日番谷と乱菊の二人。ゾンビ化解除出来たのですね。良かった!!(*´∀`*)
マユリへ礼を言い、立ち去る日番谷。気が合わず、常にぶつかる二人でしたが、こうして命を救われて、日番谷はやはり感謝しているのでしょう。

この時、一角と弓親も、マユリへと恭しく頭を下げました。
「涅隊長。更木隊長を、ありがとうございました!!」
二人はやはり更木が好きで、本当に尊敬しているのですね。きっとそれ迄彼らは、マユリのことを良くは思っていなかったでしょう。が、そんな尊敬する更木を救ってくれたマユリに対して、感謝の言葉と敬意を表したという感じでしょうか。
元々凶悪で非道な行いが目立つマユリですが、彼の才能とその存在の必要性を、ここに来て漸く周囲が理解したということなのかな(゚_゚

しかし、今回剣八は良いとこ無しでしたねぇ。マユリと共闘でもするのかと、きなこは勝手に思ってました。

そして、保護カプセルに入ったマユリは、浦原に勝利したとの悦びを語ります。自ら進化する魂魄を、零から創りあげたマユリ。浦原の悔しがる顔を見たいと言うのです。
ああー、こんな時まで浦原のことを!!Σ(T▽T;)しかもこの時のマユリの顔が余りにもイケメン過ぎて、もうッ!!もうッ!!(≧ω≦)

やがて、ネム(大脳)を抱きしめ、眠りに落ちるマユリ。ネムの幻影が現れ、マユリに手を伸ばします。

『BABY,HOLD YOUR HAND 七』
−Never Ending My Dream−

『可愛い人よ、貴方のその手で抱きしめて 七』
−果てのない私の夢−

タイトルはネムを、そしてサブタイトルはマユリの心情を表しているのですね。
そして、この漢数字の『七』は『眠七號』のことでしょう。そういえばペルニダ戦も、7回で終結してます。さすが久保先生、タイトルからして魅せてくれます!!

周囲に感謝され、浦原を凌駕した喜びに満たされ、マユリはネムの夢を見る。
マユリは、そしてネムは、今幸せであるのですね。

『父は娘の成長を知り、悦びの裡に永き夢路に発つのだろうか−−−。』←ジャンプ本誌原文。

って。
エエッ!?ちょっと待って!!これって、マユリたん…!!?まさか…死…!?Σ(°□°;)
感動と同時に、オロオロしてしまうきなこ。そんなきなこに、次頁にて、浦原が言ってくれました。

『…まァ、あの人の事なんで大丈夫』

そうか。大丈夫なのか……。
浦原が言うんだから、きっと間違いないでしょう!!うん。信じておりますよ!!f^ー^;
(だって、未だ修多羅とマユリの関係出て来てない!!←しつこいよ、もうッ!!)
でも、マユリの異変に一番に気付くのが浦原ってとこも、きなこは非常に『萌え』ました!!(*´∀`*)

で、此処からが次の闘いの始まり。
『京楽 VS リジェ』戦ですね。京楽は破面篇のスタークといい、銃を持つ敵に縁が有りますね。
というか、マユリの闘いにザエルが出て来たように、もしかするとここでスタークが出て来る回想なども入るかもしれません。
これは…今後に期待出来ますね!!^^;

今週は本当に衝撃的過ぎて、『マユリスキー』としましては、涙無しでは見られませんでした(TдT)皆様は、如何でしたか?
最後の方でもいいんで、マユリの登場(ネムも)を望みます!!久保先生、どうか宜しくお願い致しますm(u_u)m

長くなりました。此処までお読みくださり、有り難うございました。

※皆様、沢山の拍手本当に、本ッ当に、有り難うございます!!感謝です!!(*´∀`*)
実は次の『新作小説』に、きなこは取り掛かっておりますよ。次回作は、少しダークなお話です。皆様、どうか気長にお待ちくだされば幸いですm(._.)m

きなこあずき



☆コメント☆
[しではら] 09-29 23:32 削除
お久しぶりです。
いつの間に中秋の名月でしたが、お変わりないでしょうか。
長文とお目汚しにしかならないので省きますが、ペルニダ戦、本当に色んな事、語りたい事がありましたね。
きなこさんもブログで書かれた事以外にも、多々思われた所があったのでしょうね。
私事ですが、「あ、この歌ってこのキャラ、このシーンっぽい!」というのをいくつか見つけて、聞いては色々思い浸ったりしておりました。きなこさんもそんな事ありますか?
その中で、涅親子のブリコン曲は2人各々の最初の歌詞に泣かざるを得なくなりました。
娘は父を自ら抱きしめ、後に父は撫で返した。そんな現の「夢」に生きる親子を囲む周りの人々(きなこさん的には、特に喜助でしょうか?)。
彼らの互いに対する反応の解釈は読者の数だけありますが、きっとどの関係も幸福なのでしょうね。自分の時代に好きな作品、キャラの素晴らしい瞬間に立ち会える、これ程の幸福はないでしょう。
我々読者も、ひょっとしたらマユリと一緒に「ネムという夢」を見ているのかもしれませんね。
それと、小説の方も拝見致しました。
きなこさんは甘い展開がお好きなのでしょうか、読んでて伝わって来ました。
ペルニダ戦を読まれて感動されたきなこさんが、今後どんな世界を見せてくださるか、楽しみです。
暫くマユリはお休み状態ですが、千手丸とか今後明かされるやもしれないあれこれも楽しみですね。
早く知りたい気もしますが、今戦のマユリ達の見た「夢」に浸りつつ、暫し落書きでもしつつ待ちたいものです。
長文失礼致しました。
ペルニダ戦お疲れ様でした。
きなこさんも「良い夢を」。

[きなこあずき] 09-30 23:24 削除

しではら様、お久しぶりでございます。当サイト管理人、きなこあずきでございます。丁寧なコメントを頂きまして、有り難うございます(*´∀`*)

きなこはこの場にて『ペルニダ』戦の感想を既に述べさせて頂いておりますが。ご指摘通り、言いたいことが有りすぎて、言葉が心に追い付かないことも確かにありましたね(;´Д`A
ペルニダは強敵で、マユリファンとしましては、もしかして負けてしまうのではないか!?マユリは大丈夫なのか!?Σ(°□°;)と、不安になったりもしました。マユリは常に敵の裏をかく戦い方をしていましたから、ね。

しかし、だからこそこの『ペルニダ VS 涅親子』の戦いは、面白かったのだと思います。ペルニダの強さと不気味さ。あのマユリが苦戦するという意外な展開。更に、それ迄明かされなかったマユリやネムの心情にスポットを当て、その過去や人となりを深く掘り下げ、見せてくれました。
今きなこは『マユリを好きで良かった!!ネムを好きで良かった!!浦原を!!BLEACHを好きで良かった!!』という気持ちで一杯です(≧ω≦)

しではら様の言うように、魅力的な作品やキャラとの出会いは、人と人との巡り会わせのようなものですよね。BLEACHという作品は、私にとって宝物です。BLEACHがなければ、再び小説を書くことも無かったですし、マユリがいなければ、毎日の楽しさは半減していることでしょう。ホント、出会えて幸せですね。大袈裟では無くそう思いますf^ー^;

さて、作品と曲についてですが。実は、今週マユリがネムと共に眠りにつくシーンを見ていて、自然と『Life is Like a Boat』《ブリコン》が頭の中に流れて来ました。透明感と時間がゆったり流れる感じがピッタリですよね(*´∀`*)
しではら様も、同じであれば嬉しいです。

それと、当サイトの『小説』作品、読んで頂けたようで有り難うございました。
今回時間が余り無く、完成まで長く掛かってしまいました。反省しています(TдT)
甘い展開が好きかとの質問ですが、当サイト『極甘 Cake Syrup』の名の通り、甘いの大好物でございます!!勿論、ただ甘いだけでなく、ソフトなものハードなものと、色んな展開で多くの作品を執筆掲載したいと思っております。
これからも精進致して参りますので、宜しくお願い致しますm(._.)m

しではら様、貴重なコメント有り難うございました。よろしければ、また遊びにいらしてくださいませ。

きなこあずき

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