11/25の日記

23:22
★週ジャン鰤感想(第652話)
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*ネタバレになりますので、知りたくない方は読まないでください。
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神剣 八鏡剣ーーー
リジェに向け、剣を構える七緒。

「……んン?何だその剣は…?随分と下品にギラギラと光る剣だね。まぶしくて刀身も見えやしない。目障りだ」

「!……そうですか。良かった」

「?」

「この剣は神と対峙し、神の力を反射する剣。貴方の目に光って映るのならば、それは貴方の放つ"神"の光を乱反射しているということです」

リジェの目には、眩しいほど剣が光って見えるのだ。

「ンン〜〜〜…言ってる意味はまるで解らないけど……神と呼ばれるのは悪い気はしないね…」

それがどういう事か未だ理解していないリジェ。七緒は剣を持ち、敵へと勇躍した。
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「ーーそんな大事なもの貰えないよ」

「これは、伊勢の者にしか影響を与えないものです。これを持つことで貴男に不幸がふりかかる事はありません。……伊勢の、家の外に頼れる人は貴男しか居ないの。だからお願いーーーーー」

それは七緒の回想だった。自宅の扉の影に身を潜め、母と何者かの会話を彼女は聞いていた。

ー最初に気がついたのは簪でしたー

「ほらっあの人、護廷十三隊の隊長さんらしいよ。学長に挨拶しに来てるんだって」

ーそう聞いて遠くから見た背中には、よく目立つ女物の着物がかかっていたのだけれど、その柄はどこにでもあるありふれたもので、母上も似たようなものを持っていたなあと思っただけでした。
だけど簪だけは、どうにも母のものに似ているように思えたのですー
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「おおーーっ、お前一番隊かよ!すげえな!」

「やった、あたし五番隊!藍染副隊長かっこいいんだよねー」

「でもあそこ、隊長変人だよ。長髪だし」

「それあんたのシュミの話じゃん!」

「ハハハハ!」

やがて七緒は護廷隊に入隊することになる。

「あれっ、八番隊…?」

配属されたのは、八番隊だった。

「えっ、護廷十三隊に⁉そりゃすごい!こんなに若くして隊士さんかね。ほんとに七緒ちゃんはすごいねえ。今日はお祝いしなくちゃねえ」

七緒の独白。
ー母が死んで間も無く、私は見知らぬ老夫婦に引き取られました。伊勢の親戚という事でしたが、それまで見たことのない人達でした。真央霊術院に入った私は、支給された浅打を自分のものにする事はできなかったけど、鬼道の才覚が認められ早くに入隊試験を受ける事ができました。斬魄刀を持たない私は鬼道衆なら何とかなるかもしれないと、配属願いを出したのでした。
配属されたのはなぜか、八番隊でしたー

「こんにちはーーー。ボクが隊長の京楽春水です」

あっ、あの人だ。簪のーーー
七緒はその男に見覚えがあった。

ー私が八番隊に入ってから見た貴男は、羽織る着物を変え、簪を抜いていました。その時、私は確信したのですー

そうか、この人なんだ。あの時、母が大切な何かを預けていたのは、この人だったんだーーー
…………………………………………………………………
そして今、リジェと天空にて戦う七緒。

「その剣で僕を斬るつもりか⁉いいだろう斬ってみろ!僕を斬れる剣なんてどこにもーーー」

防がれた‼油断しきっていた筈なのに……

七緒の渾身の一撃は、リジェによって防がれていた。

「ハアアア〜〜〜…。妙な剣だとは思ってたんだけど……よく見たら刃もついてないんだもんな……。そんな剣で斬りかかってくるなんて"危ないに決まってる"……。まさか本当に…僕の体を斬れるとは…。だけど、これで君は終わりだ。君は今の一撃で、確実に僕を殺すべきだった!神の遣いに、二度目の油断は無い‼」

落胆する七緒の前で、リジェは喜々として叫んだ。
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ーボクのせいだ と思ったんだー

「処刑⁉」

「ああ。神器紛失のかどで、四十六室の裁定にかけられたそうだ。昨日処刑が執行されたらしい」

それは若かりし頃の浮竹と京楽であった。浮竹の持ってきた話しに、京楽は暫し言葉を失う。

「…すまん。やはり言わない方が良かったか」

「まさか。早くに聞けて良かったよ。ありがとう」

京楽の脳裏に、馬が合わなかった兄の最期の場面が蘇る。病床の兄が京楽へ手渡したのは、かつて愛した女性ー七緒の母の簪であった。

ーボクのせいだ。どうしてだろう、みんなボクにいちばん大事なものを預けて逝ってしまう。重苦しいのは苦手だってのに。
七緒ちゃん、ボクはね。その剣をもう一度預かるなんて御免なんだ。
七緒ちゃん、ボクの肩を軽くしてくれ。
ボクに、ボクに君を守らせてくれー

「いくよ、七緒ちゃん」

七緒の影から京楽は現れ、剣を握る七緒の手へと手を沿える。掌に想い重ね、二人はリジェに立ち向かうーーー
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今回は此処まで。

感想です。
今週は、京楽と七緒の過去を更に掘り下げた内容で、読者は驚いたのではないでしょうか?
まさか、剣を預かった事で七緒の母が亡くなるなんて。そしてそんな悲しい十字架を、京楽が背負って生きて来たなんて。

七緒もまた母を亡くし、親戚の老夫婦へと預けられていたのですね。母の死や、自身の斬魄刀について京楽に聞きたいと思ったであろうに、これまで問わなかった七緒。京楽を信じているのでしょうね。とても切ない話です(つД`)ノ

そんないいエピソードなのに、少し残念な点が。370頁の後ろ姿の京楽、着物の柄明らかに間違ってますよね?アシスタントさんのミスなのか、先生の指示間違いなのか分かりませんが、いい場面なので非常に残念に思います。
大事なシーンなので、コミックスではきっと修正するでしょうけどね^^;

そして最終頁では、ファンには嬉しい『七緒に後ろから手を添える京楽』が描かれておりました。女子には嬉しいシチュエーション。京楽のような大人の男に背後から抱かれたとしたら、ときめき度ぐぐーんと上がっちゃいますよね‼☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆
そういう『萌え』は別にしても、リジェ戦この後何か有りそうですね。やっぱり勝利を収めるにしても、隊長である京楽が関わっていないと、って思いますし。ここは京楽と七緒の二人で是非ともリジェに勝利して貰いたいです‼
どんな技が出るか、来週が気になりますね‼(*^_^*)

所で、きなこの風邪ですが少しずつ良くなって来ております。相変わらず咳は出ますが、息が出来なくはなっておりません。皆様、ご安心くださいませm(._.)m
しかし、威力が凄くて家庭内にウイルスが蔓延しております。全員うつっちゃいました…(つД`)ノ皆様、今年の風邪はしつこいですよ。気を付けてくださいね(^ ^)

*拍手をくださいました方、有難うございました。元気を貰いました。お心遣いに感謝致します(*^_^*)

長くなりました。此処までお読みくださり、有難うございましたm(._.)m

きなこあずき

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