12/13の日記

14:36
★鰤感想(第653・654話)と拍手御礼
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*ネタバレになりますので、知りたくない方は読まないでください。
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☆第653話
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今話も京楽の回想から。

兄が妻に送った二本の簪。それを一本で良い、もう片方は貴方が持っていてくれと言う妻。側にいない時も同じ物を持っていることが、私の励みになると言う。それを聴き照れ臭そうな夫である京楽の兄。その遣り取りを盗み見ていた京楽は、ひやかす様にニヤついた。

「お前は帰って勉強でもしてろ」と咎める兄に「……兄貴、やっぱり丸くなったよ」と京楽。
「そんなつもりはない。もし、俺が丸くなったように見えてるとしたら、あれの優しさがそう見せてくれているんだろう」

こうして二本の簪は、兄と義姉それぞれ持つことになったのだった。時が過ぎ、今その簪は京楽のもとに有る。京楽の束ねた髪には、亡くなった双方から託された寄り添う二つの風車。
"簪二つ 影一つW

知らなかった。剣をとって闘うことがこんなに怖いなんてーーー
初めての剣での戦いで、脚を負傷した七緒。傷の痛みと恐怖に、足が竦む。
そんな彼女の後ろには、いつしか京楽の姿が。

リジェもそのことに気づき、遂に『神の喇叭(トロンペーテ)』を発動。

「大丈夫。僕が後ろで支えるから」そう言う京楽に、七緒は冷静さを取り戻す。二人で剣を持ち、構える。
そしてーーー
リジェの知らぬ間に、その身体は二つに分断されていた。八鏡剣がリジェの力を弾き飛ばし、リジェ自身を切断したのだった。

「神の力を弾くなどと、全く……罪深いな」
こうしてリジェの身体は四散し、地上へ堕ちたのだった。
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感想です。

京楽の過去。反りが合わなかった実兄との、ほのぼのとした遣り取り。いやー、癒されます。兄の言うように、義姉の優しさがそうさせたのだとしても、兄弟仲良いのは良いことですよ。
良かったね、京楽( ´ ▽ ` )ノ
この二人から託された物だからこそ、京楽の二本の簪は背負っていかなければならぬ十字架であり、手離せられぬ大切な物なのですね。
ああ〜、切ない…(T ^ T)

そして、そんな京楽に支えられ、冷静さを取り戻す七緒。色んなことを乗り越えて来た大人の男という理由で、きなこの中で京楽の株は上がりっぱなしです(*^_^*)
二人が力を合わせ、リジェを倒した場面では、京楽ファンは目頭熱くなっちゃったんじゃないですかね?

さて。リジェですが、最後まで相変わらず変幻自在の不思議キャラでした。『神の喇叭』…このトロンペーテとは、トランペットのことでしょう。天使がラッパを吹くのは有名な話ですし、羽根が四散し落下するリジェも、堕ちる天使を想像させられますね。
やはり、久保先生は聖書から色々引用されているようですね(*☻-☻*)
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☆第654話
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リジェ、堕ちて四散す。

その姿は原型を留めず、奇妙な形の羽根は、柔らかく小さな羽毛となった。
強大な敵を漸く倒し、七緒は脱力し崩折れそうになるが、それを後ろから京楽は支える。
「頑張ったね、七緒ちゃん。みんなを追いかけようか」とする京楽。だが、足はよろめき倒れ込んでしまう。大きな怪我を負った京楽は、満足に立てない状態にあった。
「参ったな。…ちょっと…休憩してからにしようか…」

そして。堕ちた光は尸魂界へ遍く降る。
光は遮魂膜を突き破り、かつて瀞霊廷であった地へ。突然の奇妙な現象に、パニックになる残された隊士達。そんな中、悠然と椅子に座る藍染の姿も見える。

「ありゃ何だ?さっきの落下地点から何か、光るヘンなのが出てきたぞッ」
話していた男の顔面は、見る間に削れた。小さな光の弾が、男を攻撃して来たのだ。攻撃して来たのは、あろうことか七緒と京楽が倒した筈のリジェだった。

「いいいいいい、いたいたいた、痛みがひどい。…光輪(ハイリゲンシャイン)が無い。天から堕ちて光輪を失うなんて、まるで僕が罪深いかのようじゃないか。ゆるん。ゆるるるるるるるるんっ。許さないぞ京楽春水ィ‼例え君が死んだとしても許さない‼光輪が消え、神の力が失ったとは言え、充分‼君が守ろうとしたこの尸魂界を…泥になるまで踏み躙るのに、神の力など無くとも充分‼」
四散したリジェ達は、光輪を失い小さな身体になりながらも、それぞれが虐殺を始めようとしていた。怯える隊士達。が、それを防ぐ者が現れた。リジェの一体が首を斬られ落とされたのだ。怒りに騒ぐリジェ。

「ギィギィとよく鳴く鳥だね…。酷く耳障りだ。孔に響くよ」
「何だ……何者だオマエ⁉」
「死人」

斯様な遣り取りを致した人物。死人と名乗るその男は、かつて死んだ筈の三番隊副隊長、吉良イヅルであった。

「全く……目覚めたは良いが酷い有様だ。どこもかしこも…。僕なんかが生き残ったところで…護り切れるのかどうか」

向かって来るリジェ達へ、刀を向ける吉良。

場面は転換し、此方は白哉と恋次たち。相手をしているのはジェラルド・ヴァルキリー。聖文字WMWを持つ親衛隊の一人である。多勢に無勢。どうやら此方は死神勢が優勢の様で、ジェラルドはボロボロになってへたり込んでいた。
だがーーー

「てめえ一人で勝てる訳無えだろうが」という恋次に対し、ジェラルドは「そう思うか?ならば、我が貴様等に勝てば、それはW奇跡Wと言うことだ」と、不敵に笑うのであった。
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さてさて、今週の感想です。

京楽は動けなくなってしまいましたが、とりあえず無事で一安心ε-(´∀`; )一先ず京楽と七緒は小休止。暫く休んで、また元気な顔を見せて欲しいと思います。
次出る時は、本当の最終決戦かな?
きなこは、一護とバッハの決戦時には、死神勢は全員登場すると見てますので。あ、それと未だ出てないフルブリンガーさん達もね。

で、死んだと思ってたリジェ、生きてましたわϵ( 'Θ' )϶
光輪無くしても、普通に活動出来てます。神の力を失ったリジェですが、尸魂界を壊滅させようという目的は変わらず。
その前に立ちはだかった人物に、読者は釘付けになったことでしょう。な、なんと!吉良イヅル登場‼

イヅルは血戦篇始まった時に急襲を受け、亡くなったのですが、その後ファンブック『BLEACH 13 BLADEs.』にてマユリの手により復活させられたことが判明しております。
が、ここでイヅルが出てくるとは誰が予想したでしょうか?嬉しい展開ですね。
それにこの登場シーン、メチャクチャカッコ良く描かれています。胸に孔の開いた吉良の逆光の黒い姿。その孔から垣間見える、光る弓張り月。という、ね(*☻-☻*)
まさにファンが待ち侘びた、イヅル再登場の最高のシチュエーションでした。

そしてリジェの頭部を刈り取る、イヅルの斬魄刀『侘助』。リジェも鳥の姿をしていますが、そういやかつて戦ったアビラマ・レッダーも、その容姿は鳥でした。これはやはり久保先生が、以前の戦いを被せる形で、イヅルに花を持たせたように思います。
やー、よく考えられてますねー。先生、凄い‼☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

あ。忘れてましたけど、藍染置いてけぼりされてましたね。これは何か意味が有りそうですね。

そして戦いは新たに『ジェラルド戦』へ。
ミラクルの聖文字を持つジェラルド。彼も親衛隊の一人ですから、恐ろしく強いはず。
どんな戦いになるか、気になりますね。
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★拍手御礼
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さて。皆様、長い間更新出来ず、すみません。
思いの外に風邪が長引いてしまいました。約一ヶ月以上になります。
今年の風邪は罹ると厄介のようです。皆様、くれぐれもお気をつけくださいませ。

そして、更新の無い中、沢山の拍手を頂きまして、本当に有難うございます(*^_^*)感謝してもしたりないぐらいです。
今月は浦原の誕生日も有りますので、小説の方も掲載出来るように頑張りますので、皆様、応援よろしくお願いします(*☻-☻*)

長くなりました。ここまでお読みくださり有難うございましたm(_ _)m

きなこあずき

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