07/17の日記

23:29
★鰤感想(第682話)
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*ネタバレになりますので、コミックス派の方はご遠慮ください。
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門を潜り、ユーハバッハが訪れた先は尸魂界。
最後の決戦の地ーーー。

「意外だな。まさか貴方と再び尸魂界で会う事になるとは」とユーハバッハ。

「ようこそ。私の尸魂界へ」

降り立ったユーハバッハが見付けたのは、椅子に拘束された藍染惣右介。かつて反逆し、虚圏を手中に収めた男だ。歯に衣着せぬその不敵な態度に、ユーハバッハは嬉しそうに微笑んだ。
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一方、一護がいるであろう霊王宮へ、思いを背負いひた走る石田雨竜。それは他でも無い、旧き親友のためにーーー。

「誰だ!」

突然の攻撃に警戒する雨竜。その足元に射られたのは、滅却師の矢であった。

「ーーー持って行け!」

建物の上に現れたのはーーー

「竜弦‼と…黒崎のお父さん……。どうしてここに……⁉」

「その鏃を渡しに来た。持って行け!」

「これはーーー…⁉」

「W聖別Wにかけられた滅却師は全て、心臓に銀の血栓ができて死ぬ。その銀を集めて作った鏃だ!」

雨竜の脳裏に、かつて母の解剖をしていた父ー竜弦の後ろ姿が蘇る。あの時は父の行動の意味が解らず許せぬ思いでいたが、それはその死の解明や原因を探っていたものだと、今更ながらに知ったのだった。

「お前が、撃つべき鏃だ」

竜弦に言われ、雨竜の顔付きが変わった。
雨竜は鏃を手に取った。
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霊圧で作った道を通り、ユーハバッハを追う一護と恋次。しかし、怪我を負い力を奪われている一護は簡単に倒れ込んでしまう。

「大丈夫か一護!」

「ああ…悪い…大丈夫だ……」

「オラ!立て!」

一護の腕を肩にかけ、支えて歩く恋次。しかし、恋次も見たところ満身創痍の身であった。

「……恋次…よかったのか…?」

「あ?何がだよ」

「そんな傷で……お前もルキアと一緒に…井上の所に残ってよかったんだぞ…」

ーガゴンー

恋次から不意に頭突きをくらい、「あいっ」と一護は声を上げた。それから恋次は幾度となく一護を殴って来る。慌てて一護は止めるように言うのだった。

「まてコラ、何発殴る気だ‼」と一護。

「……今、ここにてめえしか居ねえから言うぜ」

神妙な顔付きで、恋次は話し出した。

「ーーーずっとだ。…もうずっと何十年も、俺とルキアは、すれ違えもしねえぐらい遠く離れちまってた。その距離を元に戻してくれたのは、お前だ」

恋次の告白に、ハッとする一護。

「だから俺は決めたんだ。お前が進めなくなった時は、俺が背負ってでも進んでやるってな。今までも。これから先も…お前が死ぬまでずっとだ。分かったら二度と俺に残れなんて言うな。俺も…今のセリフは二度と言わねえからよ」

気恥ずかしいのか何なのか、一護に背中を向ける恋次。それを見て、一護はフッと微笑した。
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場面は再び尸魂界。強大な黒い攻撃が起こり、建物は一斉に吹き飛ばされた。

「ーー意外だな。てっきり霊王宮で勝負をつけるものだと思っていたがーー。どうやら予想以上に、黒崎一護に手こずったと見える」

と藍染惣右介が言えば、

「自分の苦悩を私に投影するのは止せ。黒崎一護に敗北したのはお前だ」

ユーハバッハもまた皮肉を返してくる。ユーハバッハを凝視する藍染。

「ーーーいずれにせよ、あの忌まわしい椅子を壊してくれた事には礼を言おう。ーーーお陰でこうして貴方を阻止できる」

藍染の強大な霊圧が唸りを上げる。

「私と戦うか。尸魂界の為に?それでお前に利があるとは思えんな」

「利では無いよ。私は常に、私を支配しようとするものを打ち砕く為にのみ動く」

その時。ユーハバッハの背後より、一護と恋次が斬り掛かった。
しかし不意をついた筈が、ユーハバッハの背後にある眼により悟られ、それは阻止されてしまう。

「ーー一護。恋次。随分と早い到着だ。視えていたぞ。お前達が来る事も。その剣が元に戻っている事も。そしてーーーWそれが再び折れている事もW」

次の瞬間。パキ…ンと音がして、斬月にヒビが入ってしまう。驚く一護。

「綺麗に折ったつもりだったのだがな。ーー何とも忌々しい幸運だ。一護」

再び相見える二人。一護へと手を伸ばし、攻撃しようとするユーハバッハ。
いざ、遂に決戦の時‼
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さて。いよいよ今週の鰤感想となります。
皆様、お待たせ致しました( ^ω^ )

今週、冒頭のシーンで雄叫んでしまいました‼きっと皆さんもそうでしょう。
尸魂界を訪れたユーハバッハと藍染の対峙。これだけで胸が高鳴りますが、更に2人の会話から、2人は既に顔見知りであることや、互いの力量を熟知していてそれぞれがリスペクト…或いはそれ故に強く警戒してる事が伺えますね(・_・;
確か藍染は、浦原が霊王と何やら致しているのを見てたと言う件も有りましたし、ユーハバッハと藍染もWいわくつきWなのかも知れません。

こういう点、詳しく知りたいんですが、後にちゃんと説明されるのでしょうか?現在最終決戦で物語は着々と進んでおりますが、こういったエピソードがBLEACHにとっては非常に大切なものですよね。話に厚みを増す良質な味付けの様なものですし。
もし時間が無く割愛されてしまうなら、非常に残念に思います。・°°・(>_<)・°°・。
描いて欲しいなぁ´д` ;

そして雨竜と父ー竜弦の再会。母の体内より抜き取った銀で作った鏃を渡された雨竜。これで漸く誤解も解け、蟠りは無くなるのかな?
この鏃が最終的にユーハバッハにトドメを刺すのでしょうか?

で。今回は恋次が魅せてくれましたね。一護が繋いでくれたルキアとの絆に素直に感謝し、
「お前が進めなくなった時は、俺が背負ってでも進んでやるってな。今までも。これから先も…お前が死ぬまでずっとだ」とまで。
最後に、二度と言わねえと言っている恋次。可愛すぎます^^;
死ぬまでずっと…なんて、一護を力づけるに最高の言葉でありましたね。
微笑む一護の表情に、2人の初めての出会いからこれ迄を思い出し、感極まる思いとなりました*・゜゚・*:.。..。.:*・'(*゚▽゚*)'・*:.。. .。.:*・゜゚・*

そうして。藍染とユーハバッハの対決中に、ユーハバッハに切り掛かる一護と恋次。2人が来るのを知っていたと言うユーハバッハに、まあそうだろうなあと思いつつ、また斬月にヒビが入ってしまい、一護だけでなく読者(こっち)がオロオロしちゃいますよ((((;゚Д゚)))))))
でも待って‼ユーハバッハも運がいいと言ってたんですが、斬月、今回は折られずにヒビが入っただけなんですよね⁉
もしかして、この事が大きな意味を持つのかも。折ろうとしたのに折れなくて、ヒビが入っただけってのが、完全無欠なユーハバッハがやったにしては奇妙かな、と。

とにかく今は時間稼ぎ。雨竜が鏃持って辿り着くまで頑張れ、一護‼
藍染も今は味方になってくれそう。望み通りの展開なんで、期待が高まります‼今は刀を持たない藍染ですが、井上の体に何か仕掛けていて(例えば刀の一部を隠していたとか)、雨竜と共に織姫も尸魂界に来て、刀を取り戻した藍染の卍解発動とかにならないかな?
一護、藍染、雨竜でユーハバッハが倒せるか⁉うわあ、これは本当にワクワクしますッ‼
楽しみですね‼☆*:.。. o(≧▽≦)o .。.:*☆

きなこあずき

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