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□情報屋さんの素敵な日曜日【シズイザ+その他】
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今日は日曜日。というか、情報屋の俺にとって曜日とかあんま関係ないんだけどね。シズちゃんの休暇ってたいてい日曜だからさ。今週は頑張って仕事終わらせてシズちゃんのとこ行く予定だった…だったのに…
「臨也さん?」
「?帝君?」
俺がルンルン気分で歩いていると、後ろから悪魔…じゃなくて帝君の声。この子、純情そうに見えて暴走すると面白い…じゃなくて怖いんだよね。
「また来たんですか。今日も静雄さんに投げ飛ばされますよ?」
「やだなぁ。俺とシズちゃん超仲いいし♪」
「臨也さんが言うと人一倍腹が立ちますね♪静雄さんがとても可哀想です」
「嫌だなぁ。帝君ってホント毒舌だよね。俺に対してだけ」
「そりゃ、臨也さんですから」
「正臣君の影響なのかな?ん?」
「正臣には同情しますよ…」
遠い目をする帝君。
まぁ、沙樹ちゃんの件のことだろうけど。
「あれは沙樹ちゃん自身の行動さ。その後めでたく正臣君とハッピーエンドしたからいいじゃないか」
もう過去の話だろうに。
正臣君だって沙紀ちゃんと一緒に池袋から仲よく失踪したらしいし?
「あ、失踪に関しては俺は無実だからね?」
「居づらい環境を作ったのが貴方でしょう」
「いいじゃないか、君はこれから眼鏡少女といちゃいちゃすれば」
「なっ!?」
素っ頓狂な声を出して一歩下がる帝君。
こういうところは子供らしくて可愛げあるのになー…。ま、俺がこんなに歪ませた現況なんだけど☆
「では、非日常ライフを楽しんでね。帝君♪」
「い、臨也さーーーんッ!!?」
とりあえず帝君撒いて、早くシズちゃんのとこ行こうっと。