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三角関係【グラバン←ガゼ】
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エイリア学園、バーンの部屋。
俺の部屋…なんだけど……

「何で2人がここにいんだよ。アホ」
「何でって、俺はバーンと一緒に居たいからね」
「私はバーンがこいつに毒されないか監視しに」

2人とも理由が意味わかんねぇし!!とりあえずグランが変態だってことはわかるけど、ガゼルのは意味がわからん!

「…だって俺ってバーンと…」
「だぁあああ!!お前は何を口走ろうとしてんだよ!」
「…ブチッ」

…おいおい。何でガゼルの血管が切れる音が擦るんだよ!あ、そうか。こいつはオカン的存在だから俺たちがふしだらなことを…、って、ふしだらなんかじゃねぇぞ!?そんなことしたことねぇからな!?

「バーン。これとは関わるな」
「これとは失礼だね。表出る?」

おっと!グランの裏の顔がっ…!やべぇ!俺はどうすればいいんだよ!

「いいよ。」
「駄目だよ!何か俺のせいでこういうのやめてくんない!?」
「よかったじゃないか、バーン。こんなに愛されてて」
「嬉かねぇよ!!うぜぇよ!」

抱きついてくるグランを交わしながら、俺はガゼルと交渉する。

「な、なぁ。もっと温和に解決できねぇの?」
「…バーンがグランなんかと一緒になんなきゃいいんじゃないの?」

…え。それはー…その。

「照れてるね。バーン」
「て、照れてねぇ!!」

といいつつ顔が自分でも分かるほどに赤くなってんのは分かる。ついでに胸の辺がすっげぇ苦しい。きゅぅっと締め付けられるような。
って、俺は乙女か!!

「乙女係ではあるね」
「それには同意」
「なんだよ乙女係って!!」
「この3人の中じゃ女の子ポジションじゃん」
「同意」
「うっせぇ!好きでこのポジ取ってるわけじゃ…」
「じゃぁバーンは僕に下に行けと?」
「あ、いや…」

それは、きもちわりぃな。悪いけど。

「…2人の世界に入らないでくれるかな」
「あ、ごめん、ガゼルっ」
「…ガゼルには素直なんだね、バーン」

あ、あれ…?俺って今ピンチ?
右には黒い笑みのガゼル。左には同じく黒い笑みのグラン。

「…もー、知らんッ!!めんどくせぇ!2人とも出てけぇええーー!」
「それはガゼルが出て行けば丸く収まるじゃん」
「こっちの台詞。グランが死ねばいい」
「死っ…!?そうかい、やっぱ表出ようか」


こんな俺の三角関係事情。
最後に言っておく、三角関係の真ん中ポジだけは何が何でもなってはならない。
俺の教訓にしておくことにしよう。



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