本棚▼デュラララ!!

第二ボタン【シズイザ】
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「…ま、いいか。」
「は?」

俺はベンチに寝ているシズちゃんを上に向かせて、俺はその上にかぶさる。というか、これじゃぁ俺がシズちゃん襲ってるみたいじゃんw

「な、なんだよっ!?」
「アハ♪俺って欲張りだからさ。」

袖口から取り出したナイフで、シズちゃんのブレザーを切る。

「!?」
「へへ♪もーらいっ」

一番上と2番目のボタンを、俺は掴み取る。そして、大きく空にかざす。さすがに傷だらけ。ちょっとかけてるし。毎日俺と殺し合いばっかしてるからだろうけど。

「俺はシズちゃんの一番だし、いいよね?」

俺がそう問いかけると、シズちゃんは顔を真っ赤にする。・・・そういう態度やめてよね。俺まで赤くなんじゃん。

「…だから、シズちゃんは俺のものだよね?」

俺が満足そうに笑っていると、シズちゃんが急に俺の胸倉を掴みにかかってくる。避けられなかった俺馬鹿…。

「テメェ…」
「…ははっ。卒業式ぐらい休戦しようよ。ねぇ」

最初の温和な態度はどうしたのさ。おいこら。

「…じゃぁ、俺にもくれるよな?」
「え…?」

俺の胸倉を話したかと思うと、一番上のボタンがなかった。…序でに言うと2番目のボタンもなかった。

「…欲張りだなぁ」
「テメェこそ。」
「シズちゃんも学ラン着てくれてればよかったのに」
「うっせぇノミ蟲」
≪ぐいっ≫

シズちゃんは俺の止まらない口を強引に自分の口で塞ぐと、満足そうな笑みに変わる。
さっきまでの不機嫌は何なんだよ。

「天然ってやっぱめんどくさい」
「その面倒くさいののボタンを取ったのはどこのどいつだ?」
「…言うようになったじゃん。」

俺がチョットすねると、また口を押し当ててくる。今度は少し優しい。化け物の癖に、優しいキス。

「(シズちゃんの一番は俺で、シズちゃんは俺のモノ…)」
「(ノミ蟲の一番は俺で、ノミ蟲は俺のモノ…)」


欲張りな2人は欲張りに2人を求める。




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管理人・ゆーかん
「お前のモノは俺のモノ。俺のモノはお前のモノ」
…あれ?ちょっとちがくね?(え


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