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□興味ないから
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今日は日直。


同じ日直の子が 部活だから とそそくさに帰ってしまった。



残っているのは学級日誌を書くこと。とりあえずこれを書かないと帰れないので、渋々書き始める。



「これはあの子の仕事だったのにー」


少し大きな独り言を言っても特に変わることがなく、溜め息を吐いて諦めながらもシャーペンを走らせた。





ガラッ


教室のドアが開く。そこに現われたのはこの氷帝学園一の有名人。



……跡部 景吾。
彼は氷帝学園の生徒会長であり、部員数200人以上を束ねる関東でも強豪のテニス部の部長。



この学園で彼の名を知らない者はいないと言っても過言ではない。




そんな跡部さんのファンの子はたくさんいるけれど、私は特に興味ない。




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