『リョーマ、眠たい…』
久しぶりの休みで俗に言う、家デートってやつをしているときに名無しさんが言う。
久しぶりに会えたのに…なんて心の中で思ったりもするけど、眠たい目を猫みたいに擦っている彼女を見て何も言えなくなる。
「寝れば？」
『リョーマも寝よ？』
「……は？」
いつもはポーカーフェイスなんて言われるけど、名無しさんの前じゃそうはいかない。
だって現に、驚いて表情が変わった自分がいるから。
『とりあえずベッドー…』
「ちょっと…！」
殆ど寝ている名無しさんに引っ張られてベッドに上がって横になる。
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