今日はリョーマの部活がオフ。リョーマに誘われて、学校帰りに彼の家に来た。
付き合って3ヶ月。
私は彼の愚痴を聞いたことがない。
毎日ハードな練習をしているテニス部。
いくらテニスが好きだからって、疲れていない訳じゃないと思う。だけど、そんなことを聞いた事がない。
せっかくのオフを私なんかに費やして、彼は疲れないのだろうか。そんなことばかり心配になってしまう。
『リョーマ、疲れてない?』
「別に」
『そっか…』
リョーマはベッドに寝転がりながら、そう言う。一方、私はベッドに寄りかかり、不安と戦っていた。
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