「名無しさんちゃん、これあげるよ〜」ナル先生に呼び止められて私の両手にコロンと落とされたのは、小さなイチゴミルクの飴。セントラルタウンに特別に売っているような物ではなく、ごくごく一般的な飴。『ありがとうございます!』大好きなイチゴミルク味の飴を口の中に投げ入れ、思わず鼻歌が出るほどご機嫌になる。舌で転がすと何とも言えない甘い味が口の中に広がった。機嫌が良いまま、大好きな棗の元に向かうことにした。. →次へ [戻る] [TOPへ] [しおり] カスタマイズ ©フォレストページ