そのいち

□君といれば
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棗の彼女になったってことは思っていた以上に大変なことで。


ボロボロの身体で懸命に戦っている棗に甘えることはまず出来ない。


でも私だって女の子。
たまには誰かにではなく、無性に棗に甘えたくなるときだってある。

でもそんなとき、彼は裏の任務に出ていて、だいたい私の傍にいない。




そして棗をサポートしなきゃというプレッシャーがある。
それに打ち勝つ自信はない。



いつか疲れ果てて、自ら彼を手放してしまうことがあるのだろうか…。





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