そのいち

□恋の終止符
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ずっとずっと好きな人。
だけど彼の想いは、いつまで経っても私には向けられることはない。




「ルカぴょん!」


「あ、佐倉」



蜜柑に名前を呼ばれただけなのに、嬉しそうなルカの顔。
私が何度彼の名前を呼んだって、そんな顔をしてくれない。




きっと蜜柑はルカが初めて好きになった人なんだね…。


頭ではそんなこと分かっている。
だけど簡単に諦められるほど、私の想いは脆くない。






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