そのいち

□action
1ページ/4ページ






『ねぇ、棗』




棗の部屋に二人きり。そんな時は何故か無性に甘えたくなるものだと思う。





『好きだよ』



なんて無限大の愛を一言で囁いてみたくもなる。
だけど返ってくるのは、ああ…だけ。



本当はもっともっと甘い言葉を振り掛けてほしい。けれどやっぱりそんなことが言えなくて…。





.
次へ  

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ