一緒の危力で共に戦ってきた同い年の名無しさん。最初は体力はないし、ただの足手まといが入ってきたと思っていた。……別に興味ない。それがあいつに対して、最初に抱いた思いだった。しかし気付いたんだ。戦いの最中で凛とした姿が、そして強く真っ直ぐの姿勢。全てが同い年に思えないくらい、綺麗だと思った。なるべくそばにいたい。守ってやりたい。そう思う女になった。よく話すようになって、教室でも任務中でも一緒にいるようになった。自分は名無しさんにとって特別な存在。そんなことを思っていた。. →次へ [戻る] [TOPへ] [しおり] カスタマイズ ©フォレストページ