アラウディの…部下?

□私の日課編
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【部下3!最強の人間として…】


「はぁ…ここって…訓練場……」


クールに案内されたのは……カミルの訓練場。


「クール、どうしてここに…?」

「わん! わん!」


クールが何かを口にくわえて走ってくる。


「何? それ……」


――ジャラ!


知火は、それをクールから受け取った。
すると――


「これ!! レイリオファミリーが着けてるブレスレット…!!」


レイリオファミリーは全員ファミリーの証として、レイリオファミリーの紋章が入ったブレスレットを着けている――。
それを、クールは犯人から奪い取ったようだ。
――…つまり…。


「あいつらが犯人…!」

「やっぱり、その犬が取ったのか」

「!!!!」


いつの間にか、レイリオファミリーの男が後ろに立っていた。


「あんた達が、カミルさんを殺したの?!!」

「ああ。あの男には、麻薬の取引現場を見られたからな」

「そ、そんな理由で殺したの!!?」

「当たり前だろ? あのボンゴレに言われたら、面倒だからな。……それより、真実を知られた以上…生かしとく訳にはいかねぇな」


拳銃を取り出す男…。


「!! クール…!!!」


――ヒュッ!


「!!」


知火は、ブレスレットを思いっきり投げ――…。


「ブレスレットを!!」

「!」


ダッ!


クールには、彼女の考えが分かったのか、ブレスレットを拾い――…走り出した。


「!! 待ちやがれ!!」


――…クールは凄い速さで駆けていく。
とても人間が追いつける速さではない。
……男は諦めるしかなかった。


「くそ!!……まぁいいさ。どうせ分からんさ」

「クール……」

「それより、今は…この女をどうするか…。そうだ…あの実験に使おう」


「!!」


実験…?!!


「少しの間、眠ってて貰うぜ」

「ん!!」


女である彼女が、男の力に勝てるはずもなく……眠らされてしまった――。
彼女の全ては……変わってゆく――…。



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