アラウディの…部下?
□私の日課編
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【部下9! これからも】
その日――知火は応接室に居た。
「しかし…何故最初に、彼にチョコを渡さなかったのですか?」
「だって……」
今、知火は、Dとお茶をしながらお喋りをしている。
だから、Dはチョコの疑問を彼女に尋ねてみた。
「だって、何です?」
「皆さんに、チョコケーキあげたから…/////」
「………意味が…良く分からないのですが…?」
「レインが…皆さんにチョコあげるなら、本命にあげちゃダメだって。男の人は、そういうの嫌がるからって」
「…そうですか」
一番厄介な人に、相談しましたね…。
「…?」
ガチャ!
と、話をしている最中…扉を開けて、突然ジョットが入って来た――。
「ボス?? どうしたんですか?」
「知火! すまないが、この書類をアラウディに届けてくれないか?」
「いいですよっ♪」
アラウディに書類を届ける事になった知火。
早速、アラウディの部屋へと向い――…。
アラウディの部屋の前に来た、彼女は扉をノック。
コンコン!
「アラウディ様?……入りますよ??」
ノックをしても返事が無いので、入ってみる。
「あ……//////」
すると――アラウディが椅子に座ったまま眠っていた……。
「……///////」
寝顔…可愛い……。
「すぅ……」
「………髪…触りたい…///////」
アラウディは、顔が綺麗で髪もサラサラ……。
しかも、アラウディの後ろの窓が開いているから、髪が風に軽くなびいている――。
(寝顔…綺麗だし、可愛い……髪とかもサラサラ…////////)
我慢出来ず、髪に触れてみる――…。
さら……。
「わぁぁ……サラサラ……////////」
サラサラの髪に、夢中になっていく。
だんだん……触るというより、頭を撫でるという感じに…。
――…と、その時。
「何してんの?」
「のあ!!!? アラウディ様!?/////」
眠っている、と思っていたのに。
起きていたらしく、アラウディは目を閉じたまま言ってきた。
それが余計に、知火を驚かせた。
手に持っていた書類が、彼女の足元に散らばった……。
「あ…!! 書類…!!//////」
書類を落とした事にも驚く。
「わわっ…///////」
もう頭は軽くパニック。
一歩でも足を動かすと、書類を踏んでしまいそう。
それでも、反射的に知火は書類を拾い出す――。