アラウディの…部下?
□私の日課編
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――いきなりキスをされた知火。
「…ん…っ…//////」
深い長いキスは数分続き――…。
やっとアラウディが離れると、
「と、とと、突然何するんですか!!?//////」
キスに酔いながらも、声を張り上げた。
いや、むしろ混乱していたからかもしれない。
「何? 初めてだって言うの?」
ついさっき口移しをしたアラウディ。
だが、知火はその事を覚えていない。
「ぅ……//////」
「…言っておくけど、したかったからしただけ」
「えぇ!! な、なな…何でですか!?///////」
驚きながらも聞くと、アラウディは表情を変えずに答えた。
「そんな事も分からないの? 好きだからに決まってるでしょ?」
「!!?//////」
キスをされてから、頬を赤く染めていた彼女。
それが、今の言葉で更に赤みを増した――。
もう…言葉すら出ない。
「〜〜〜//////」
顔を両手で隠し、黙ってしまった知火。
そんな彼女に、アラウディは聞く。
「ねぇ…返事は?」
「!!! そ……れは……///////」
顔を隠したまま、言葉が途切れる――。
アラウディは手首を掴み、無理矢理に顔を出させた。
「あ…! は…離し…///////」
――抵抗する知火。
しかし、敵うはずもなく……
「返事は…って、聞いてるんだけど?」
手首を掴んだまま、アラウディは問い詰めてくる。
「〜〜〜///////」
絶対に分かってる。
分かってて言ってる。
……少しして、彼女は諦めて小さく口を開いた。
「……私も…す…好き…ですよ?//////」
何故か疑問系になってしまった。
しかし、アラウディは気にせず――
「じゃあ…君は僕の物――…でいいよね?」
満足そうに微笑しながら尋ねてきた。
「…………//////」
コクン……。
ゆっくり…小さく彼女は頷いた――。
そして――…
「君は…今日から僕のモノだ――…」
アラウディが――低い声で耳元で囁いた…――。
今日からは……部下として――。
――…恋人として…彼の傍に――…。