短編集(他)
□愛を叫びましょう!!
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【おまけ・愛した彼の賭け】
「アイツと何があった?」
「……架燐は…婚約者だったんだ…」
「!!!」
まだ…ミルフィオーレとの抗争が始まる前だった…。
俺達は付き合ってて……ある日――
「架燐……俺と結婚してくれないか…?//////」
俺は……架燐にプロポーズしたんだ。
もちろん…返事はOKだった…。
「ツナ……///////」
ああいうのを、幸せの絶頂って言うんだろうな…。
けど……ミルフィオーレとの抗争が始まって――
「架燐……別れよう……」
ボンゴレ狩りが開始され……俺といるのは危険だと判断した。
幸い、架燐との関係はミルフィオーレにバレてなかった。
「どうして!?」
「……他に…好きな人が出来たんだ…」
そう言わないと、架燐はついてくると分かってた。
「!!……そっかぁ……うん…分かっ…た…」
俺は……架燐を泣かせた、傷付けた……。
なのに……架燐は文句一つ言わなかった。
「もしかしたら……分かってたのかもな…」
「そうか……」
「……スクアーロ…俺は賭けに出る」
「! 賭けだと?」
「架燐に伝える。まだ…愛してるってな…」
――…無駄だろうけどな…。