短編集(他)

□愛を叫びましょう!!
3ページ/3ページ

【おまけ・愛した彼の賭け】


「アイツと何があった?」

「……架燐は…婚約者だったんだ…」

「!!!」


まだ…ミルフィオーレとの抗争が始まる前だった…。
俺達は付き合ってて……ある日――


「架燐……俺と結婚してくれないか…?//////」


俺は……架燐にプロポーズしたんだ。
もちろん…返事はOKだった…。


「ツナ……///////」


ああいうのを、幸せの絶頂って言うんだろうな…。
けど……ミルフィオーレとの抗争が始まって――


「架燐……別れよう……」


ボンゴレ狩りが開始され……俺といるのは危険だと判断した。
幸い、架燐との関係はミルフィオーレにバレてなかった。


「どうして!?」

「……他に…好きな人が出来たんだ…」


そう言わないと、架燐はついてくると分かってた。


「!!……そっかぁ……うん…分かっ…た…」


俺は……架燐を泣かせた、傷付けた……。
なのに……架燐は文句一つ言わなかった。


「もしかしたら……分かってたのかもな…」

「そうか……」

「……スクアーロ…俺は賭けに出る」

「! 賭けだと?」

「架燐に伝える。まだ…愛してるってな…」


――…無駄だろうけどな…。



前へ

[戻る]
[TOPへ]

[しおり]






カスタマイズ