遊び!遊ぶ!遊べ!
□嵐とケンカ編
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【遊3≠充電中?】
翌日から、お仕事開始した僕。
昨日は綱吉さんへの挨拶の後、自室で荷物整理や他の日常品とかを買ってたからね!
因みに、僕の部屋は残念ながら、ボンゴレ屋敷の方なんだよねー。
本当は雲雀さんのアジトが良かったんだけど、許可してくれなかったんだそうな…チッ。
てなワケで、今はボンゴレ屋敷から、さほど遠くない雲雀さんのアジトへ向かってます。
「待ってて下さいね! 今、未来の妻が行きますから!」
ウキウキ気分で歩き続けていると――
「あ、あれは!! 愛しの雲雀さんではないですか!!//////」
前方に、葉っぱをくわえたリーゼント男と一緒に歩く雲雀さんを発見!
男の人が誰なのか気にはなったけど、雲雀さんがいる以上、この際どうでもいい。
ランナー顔負けの速さで、猪突猛進!
「ひぃばぁりぃさぁぁん!!!」
未来の旦那様、雲雀さんの胸に飛び込む――
その時、僕の視界に入ったのは、
「ダイナマイト!!!??」
ドカァァン!!
何で、ダイナマイトが飛んできたのか。
日本の警察は何してんのか。
誰が投げたのか(これが一番大事だよね!?)。
それらを考え、悩む暇なんてなく…ダイナマイトは僕の目の前で#囈ュ。
「ぎゃああぁぁぁ!!!!」
はい、昨日に続き、無様な声ですみません。
てか、巻き込まれたんですけどォォ!!
「…っ…ゲホッ! ゲホッ!!」
威力は派手な音のわりにはなく、軽いケガもしなかった。
強いて言うなら、体中に黒いススが多少ついたぐらいか。
「何なんですかぁ!!」
せっかく愛しい雲雀さんに抱きつけると思っていたのに!!
その愛しい雲雀さんは、さすがと言ったところだろうか。
華麗に回避したらしく、涼しげな色気ある顔で、少し離れた所に。
なんて…なんて…色気ある涼しげな顔なのォォ!!
大人の雰囲気が…じゃなくて!
「ダイナマイト投げたのは誰だぁ!!」
「俺だ。文句あんのか!!」
名乗り出たのは、銀髪に、エメラルド色の瞳を持った…赤いYシャツに黒スーツの男の人――…。
「有りまくりです! 僕は爆発の被害者ですよ!? 被害者!」
体中にススがついたし、かなぁり痛かったんですけど!
「あぁ゛?! 避けろよ!」
「なっ! そういう問題じゃないでしょう! 一般人に当たったら、どうするんです!?」
「ぐっ……」
負けじと反論すれば、男の人は言葉を詰まらせた――。