遊び!遊ぶ!遊べ!

□お使い編
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「ひ、ひひ…雲雀さぁぁぁんん!!/////」


チーターも、びっくり。
全力のスタートダッシュして、襖に猛進!
止まる事なく襖を開け、立っているであろう、あの人の胸に飛び込んだ。
しかし、現実は厳しかった……チクショウ。


「あ?!!」


雲雀さんは自然な立ちいふるまいの如く避け、僕はというと…。


「ぎゃう!!!」


壁に激突し、悲しいキスをしてしまった……。
うん、鼻の方がぶつかった気がするけどね、うん。


「うあ゛ぁぁぁ!!! 痛い゛〜〜!!!」


鼻が、めちゃめちゃ痛くなってきたぜ!
いや、冗談抜きで痛いですよぉ?!!


「い゛ったいし!!」


気休めというか、反射的にというか…僕は鼻を押さえる。
けど、痛いものは痛いのだ。
そして、しばらくして痛みが引いてきた頃――ようやく雲雀さんに尋ねた。


「な、何かご用でしょうか?」


ヨロヨロ…と、おぼつかない足で立ち上がる。
まだ少ぉし鼻が痛いかな…。


「…ボンゴレの所に行ってきて」

「へっ…? 何故ですか?」


気のせいかな……雲雀さんの目が冷ややかに感じるのは!
確かに、壁とキスしちゃったのは呆れるかもしれないけど、悲しくなる目は止めて下さいィィ。


「この報告書を届けて欲しいんだ。…僕は群れたくないからね」

「あ、成程…喜んで行って参ります!」


どんな理由や仕事でも、雲雀さんからのご命令とあらば、喜んで行くけどね!
えへへへ!


「帰りに、このお茶専門店に寄って、この茶葉も買ってきて」


と言って、ペラッと見せられた一枚の紙。
軽い地図と、店の名前と茶葉の…種類の名前らしきものが書かれてる。


「了解です! 雲雀さんの為ならば!!」

「…じゃあね」

「はい! お仕事頑張って下さいませませ!」


ありゃ、日本語が可笑しくなったかも。
けど、問題無し!!
立ち去っていく雲雀さんも色気があって、素敵すぎるし!!


「よし! 行くぞ!」



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