遊び!遊ぶ!遊べ!

□晴れ来訪編
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【遊5≠騒がしい日】


「きょっくげーん!!!!」

「ぶふぅっ…!!」


――…四日目の朝、執務室(和室なんだよ)にて、休憩のお茶を飲んでいた僕。
が、謎の奇声に飲んでいたお茶を吹いてしまった。


「あっつ…!!!」


昨日の二の舞いになってるよ!?
しかも、昨日、火傷した部分は一日で治るはずもなく…今だヒリヒリしている。
そこへ、気を付けながら飲んでいたお茶からの追い討ち――いや、トドメ。


「ノォォォ!!」


ズキズキと火傷部分が疼き出した。
おまけに、吹き出したお茶は僕の鎖骨辺りにかかっていて……。


「あぁぁ…!!」


スーツから覗いていた胸元部分のYシャツは濡れていた。


「あ! 赤くなってる!!」


二個だけボタンを外し、見てみれば、火傷に至らないだろうけど…赤くなっていた。
後で、草壁さんから薬を貰った方がいいかな――と考えた所で、僕は現実に戻ったのだ。


「誰よ!! 朝から奇声の大声を上げたのは!!」


スパン! と勢いよく襖を開け、廊下に出てみると――


「おぉ! お前が極限に、イタリアから来たというヒバリの新しい部下だな!!」

「……どちら様でしょう」


白い短髪、黄色のYシャツに黒スーツの長身男。
どうやら、この人が先程の声の主のようだ。


「俺の名は笹川了平!! 極限、ボンゴレの晴の守護者だ!!」

「! 晴の方ですか」


…無駄に声がデかいな。
話をしているだけで、耳が痛くなりそう。
もう少し普通に話してくれないだろうか。


「それで…笹川さんは、どのようなご用件で、此方に? 雲雀さんに、ご用でしょうか?」

「いや! 今日、任務から帰ってきたら、沢田が……」


――笹川さんは、綱吉さんと交した会話を教えてくれた。


『極限に帰ったぞ!!』

『お帰りなさい、お兄さん。報告書は?』

『ここにある!』

『ん、確かに。…あ、イタリアから、ヒバリさんの新しい部下が来たんで、対面しておいて下さい』

『了解した! で、その部下は、どこに?』

『ヒバリさんのアジトの方で仕事してます。名前は…火野春桜、女です』

『そうか! では、早速、会ってくる!!』


――と言って、一目散に、ここへ走ってきたとのコト。


「…そうでしたか」

「これからは仲間なのだからな! 早く会っておきたかったのだ!」

「あ、ありがとうございます…」


嬉しいけど……奇声は止めて欲しい…。



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