空からの贈り物

□T
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Web拍手御礼夢?





ツバサ(むしろホリック)  無題



















そろそろ時間の様ね。





異世界から来る者達がやって来るのは。






























けれど彼等が異世界を移動する為には、時空を移動する能力を持つ、あの一族の血が必要。
あいつ等に頼んだけど、本当に彼等を寄越してくれるか心配だわ。


















































全ての準備をし終わった時、庭に気配がする。
もう異世界から来た子達がいるのね。





庭に行くと女の子を抱えた男の子が。
彼と話している途中に四月一日にアレを取って来て貰いましょうか。
四月一日に言い付ける。
彼が行った後にまた空間が歪んで、新たに二人。
印象としては正反対ね。





異世界から来た四人・・・三人と言うべきかしら。
彼等に異世界に渡る為の対価を貰う。










それにしても早くしないと時間が無いわ。
何をしているのかしら、あの狸爺達は。










溜息を吐いて、真剣な目をしている「小狼」に異世界の事を放す。
この世界だけでは無い多くの世界が存在している、ただ交わらず、それぞれに文化や文明を築いている世界。
同じ姿をしていても、それが味方とは限らない。
そんな事を話しても「小狼」の決心は揺らがない。
良い目をしている子。






























四月一日が持って来た、異世界を渡る為に必要な、モコナ・モドキ。
それと後は彼等だけ。










「おい、行くんじゃねぇのか?」

「まだよ。貴方達が異世界に行くには後二人、必要なの。」

「二人・・・?」

「そう。彼等は『時空を移動出来る』能力を持つの。

彼等とモコナ・モドキが揃って、初めて異世界移動が可能になる。」

「その二人が・・・まだ・・・来ていないんですか?」

「えぇ。ちゃんと頼んではいたんだけど・・・・・・。」










また溜息を吐く。
早くしてくれないと、黒いのが暴れ出しそうだわ。




















「その人達は他の世界の人ですか?」

「いいえ。彼等は此処の世界の人間よ。唯、少しだけ可笑しいのよ。」

「可笑しいって変だなぁ。」

「あの二人には不思議な力があるわ。

だからきっと・・・小狼君の力になる筈よ。

彼等は如何しても自分達よりも年下の子を放っておけない性質だから。」

「はぁ・・・・・・その人達は如何やって此処まで来るんです?」

「以前は井戸から出て来たわね。今回は如何やって来るのかしら?」
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