詩。
□贈る詩
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最後に向かい合って、
歌を歌った。
これが最後の、ハーモニー。
あなた達は皆、
涙を流しながら歌った。
大きな声で歌った。
それは今までで一番の歌声でした。
目を真っ赤にして泣いていた、
あなた達は、一番尊敬できる姿でした。
思ったとおりに伝えられたかは、自信が無いけど、
私が贈れる、精一杯の言葉は、
『ありがとう』
向かい合って歌ってて、
これが最後だって思ったら、
なんだかこっちまで泣けてきて。
深く息吸い込んだら、
簡単に涙がこぼれた。
「ありがとう」じゃ足りない気がして、
でも「ありがとう」しか知らなくて。
結局最後に贈れる言葉は、
今まで 本当に ありがとう。
→あとがき