詩。
□大嫌い
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私は自分が大嫌いだ
私は誰よりも弱いから
いつも浮かべてるのは
上辺の笑顔だけで
伝えたい事はいつだって
心の奥底
引っ張り出す事も出来ない
だから
いつも陽が落ちるのを待って
独りになれる時間まで
ぎこちなく
微笑み続けてる
最後に泣いたのは
もうどれくらい前だろう
いくら考えても
思い出せないほど前だから
きっと泣き方も忘れてしまっているだろう
ねぇ こんなに
涙を押し殺してきたのに
今でも自分を好きになれないの
どうしてかな
私は誰より弱いから
それを隠すように
必死で笑い続けてきたのに
ちっとも強くなれた気がしないの
なんでかな
ここまで来て
やっと気付けた事が ひとつ
私は大切な事を履き違えてる自分が
大嫌いなんだ
弱音も涙も
伝えたい事が 全部
溢れ出てきて
それでも今度は
こんなに弱くて脆い自分が
好きになれるような気がした
→詳しいお話。