☆ロイエド本棚T☆

□change the place
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俺、最近おかしいんだ。

「ぁ…あっ…んっ…」
「…っ…エド…っ」

大佐に抱かれても…

「ぁあっ…ぁんっ…もっ…いっちゃ…んんーっ…」
「…っ」

あんまり感じなくなってしまった。
いや、感じるんだけど…
なんか燃えないってゆーか…
ドキドキしないってゆーか…

「は…ぁ…ロイぃ…」

果てた後、ぎゅっと大佐にしがみついた。

「大丈夫か?」

優しい声でそう言いながら、俺の髪を撫でてくれる。

「ん。大丈夫」

その問いかけに小さく頷いた。

「も、寝る…」
「ああ、おやすみ」

きっと俺が眠ってる間に風呂に入れてくれて、汚れたシーツも全部変えてくれるんだ。
目が覚めて躯が気持ち悪い思いをしたことって本当にない。
それも全部大佐のお陰。
愛されてるって分かってる。
目一杯愛してもらってるってちゃんと自覚してる。
それなのにどうして…








――ドキドキしなくなっちゃったのかな…








大佐のことは大好きなのに。
出会った頃から愛情は全然衰えてなんかないのに。
キスだけで心臓が爆発しそうになってた俺はどこにいったんだろう。
“すごい音だな”って…
“そんなに緊張しなくていいから”って…


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