Story
□だから君だけ
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小学2年生の時、君は転入してきたね。
すっごい可愛くて可愛くて一目惚れしたの。
その頃、私は幼なじみの存在は好きだったけど、それ以上に君の存在が一瞬で大きくなった。
君との最初の会話なんて正直覚えてない。
だけど、君だけしか呼ばないニックネームで呼んでくれたこと、絵を褒めてくれたことだけは覚えてるよ。
あの時の私はすごく大人しかったのに、君はよく話し掛けてくれたよね。
あのまま大人しい私だったら、君は今でももっと話かけてくれたのかな。
もっともっと君と色んなこと話したかったよ。
だって、誰だって恋愛のことなんて思い浮かべる将来は素敵な将来でしょ。