青エクNovel
□愛故
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なあなあ、みんな聞いてや。
坊は昔、吉国はんにプロポーズしたことがあるねんて。
あくまでも昔の事やけど。
でも、プロポーズをしたことは確かなんよ。
吉国はんも吉国はんで坊の事は好いとるみたいやし。
坊の恋人として・・・・・・・どうしたらええんやろ。
志「俺はどないしたらええと思います?」
勝「は?何をやねん。」
いや、聞かんくても大体わかるやろ察しろや。
志「、、、なんや坊は吉国はんとごっつ仲ええなぁ思て!竜ちゃん呼びは俺も一回はしてみたいわあ〜、、、」
勝「なっ、、、、アイツの話はどうでもええやろ!!」
え、なんで今顔ちょお赤くなったん?何ですその反応?
あかんめっちゃ苛々してきた。
志「っ、、、、坊は俺の恋人やろ? せやったらも少し愛してくれてもええですやん、、、、それとも吉国はんが好きなんです?」
俺やって嫉妬くらいするんですよ、坊。
勝「んな訳ないやろが!!馬鹿かお前!!俺んことそんな信じられへんのか?」
志「・・・・・・」
、、、なんでそないに冷たいん?
俺、坊の恋人やのに。
吉国はんと喋ってる時は普通やったのに。
いや、でもそれって結局は『坊は俺を愛してる』って事やんな?
そういや思い返せば坊は俺にばっか冷たいゆーか、、、
志「やって・・・吉国はんとばっかいはるから・・・」
勝「やから、アイツとはあくまで幼なじみ言うとるやろ。」
志「ほんまに、、?」
勝「どんたけ心配性やねん、アホか!!!」
やっぱりや、、「俺にだけ」坊は辛辣で、、冷たくて、、、
俺 に だ け。
分かった。つまり、これが坊なりの愛し方ゆうことなんやな?
なんや、そう分かったら一気に嬉しくなってきたわ!
志「、、、、坊、好きですわ」
勝「なんやねん今日のお前・・・・・意味わからんわ」
坊は照れ隠しのつもりか、俺をおかしそうな目で見てくる。
せやけど、それも俺への愛なら全然ええ。
寧ろ気持ち良いくらいや。
なあなあ、みんな改めて聞いてや。
坊は俺にだけすんごい罵倒してくるし、冷たくて厳しいねん。
でも。
それは吉国はんでも誰でもない、俺に対してだけやねん。
それってごっつ幸せな事やし、
ごっつゾクゾクする事ですやろ?
オワレ!