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□狩人修行日記。-始まり-
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私はペコ。
新米ハンターです。
ベテランハンターの父を目指して修行するべく、この極寒のポッケ村へやって来ました。
最近、集会所に全然通ってなかったせいか…
マネージャーのお姉さんに呼び出されてしまいました!
あああ、どんなお叱りを受けるのか!!
怖いよォォォ!
「こ、こんにちは…ごぶさたしてますペコです」
「あら〜、ペコちゃん。
来たわね〜」
「…。」
他のハンターさんのいる前で怒られるなんて、赤っ恥だぁぁぁ…
「えっとですね!
さ、最近集会所でクエストを受けていないのは、決してサボっている訳でなくて!
その…」
「集会所のクエストが難しいから、村の方でがんばってるんでしょ〜?
そのことを聞いたこのハンターさんがね、ペコちゃんを手伝ってくれるって名乗り出てくれたのよ〜」
「本当に至らないへぼハンターでごめんなさい!
でも、一生懸命やりますから!!
どうか、どうかハンターをクビにしないでください!」
ポン
「ほへ…?
Σきゃあああああああああああああ!!」
ペコの悲鳴が響いたその日、雪山にはモンスターが一匹も出現しなかったという。
「…大丈夫か?」
「はひ…(泣)
本当にごめんなさい」
ぐすぐす泣きながら話してたから聞き逃してたけど、要は私と一緒に狩りに行ってくれる親切なハンターさんが現われたらしい。
そのハンターさん、ケイさんはなんと通称、
『ボウガンで全てを灰にする男』
であり称号
『破壊の死神』
を持つ、私の尊敬するハンターだった!!
ただ、その時の装備がボーン装備(頭)だったから…
とても怖かったです。
驚いて悲鳴あげてごめんなさい。
「噂に名高い、あの『破壊の死神』と一緒に狩りに行けるなんて…
すごく光栄です!」
「そうか?
…俺は下位素材が足りない、とマネージャーに言っただけなんだがな」
「え?」
「またまた、ケイさんたら照れちゃって〜!
『ペコちゃんが一生懸命がんばってる姿勢を見てたら手伝いたくなった』
って言ってたじゃない〜♪」
な、なんですと?!
伝説のハンターさんが私を手伝ってくれるなんて…
父さんが鬼人薬グレートを送ってくれた時と同じくらいうれしいよォォォ!
「あの、ケイさん!
私っ…これからがんばりま」
「一言だけ言っておく…ペコ。
死ぬな。」
…がんばれなかったらごめんなさい。
名前読んでくれたのはうれしいけど。
(想像という被害妄想)
『おい虫の死骸』
『え!私のことですか?!』
『そうだ。
せいぜい錬金術くらいにしか使わん…
いや、それでは虫の死骸に失礼か。
もえないゴミ並みだな(笑)』
『そっ…そんなああああああああああああ(ToT)』
(というのを想像してたけど。)
「死ぬなって、足手まといになるなってことですよね?!」
「…いや、そういう…
意味なわけ、ないだろ?」
「私の目を見て言ってください。
ものすごく不安になるんですけど…」
「ペコ、お前何使いだ?」
サラッとスルー。
それはあたかも、寝転がるアイルーを無視し、突進してくるドスファンゴのごとく!!
「一応ハンマーです。
時々太刀ですけど」
「両方ともガードできねェ、か…」
「えっ、あっ!
ごめんなさい!!
本ッ当に使えなくてごめんなさい!」
「…そういう意味じゃないぞ。
俺はライトボウガン、お前はハンマーだろ?
二人とも、って意味だ」
あああ…自分のテンパり症を治したい(>_<)
「了解です」
「よし、じゃあ支度が終わったら声をかけろ。
ここで待ってるからな」
「わ、分かりました!
ちょっと着替えて来まーす!!」
バタバタ…
これから、ついにあこがれのハンターとの狩り…!!
がんばるぞ―――――!
続く。
後書き。
本格的に始動してなくてごめんなさい。
単に回想というか前フリだけで終わるとか…
モンハンを知らない人でも分かる様に書いているつもりですので、感想・駄目出しなど掲示板の方にお願いします!!!!