ろんぐ

□第7話
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「遅かったね。8分の遅刻だよ。僕1分で取ってこいって行ったよね??」


先ほど聞いた男子たちの話。

どう考えても信じられない。
ありえないのだ。




ハオはクラスの人気者。


かっこいいし、人当たりもよい。
なんだか裏がある気もするが…。

対して自分は、平凡。
どこにでもいるような奴。


映画に例えるなら主役と通行人Aの関係だ。




「……聞いてる?」


はっと気付くと顔を覗き込むハオと目があった。




「き、きゃあ」


慌てて後ずさる。







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