ろんぐ
□第７話
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「ひどいなぁ、その反応。僕だってさすがに傷付くんだけど…」
「ご、ごめん……」
ハオが悲しそうな顔をしたのが見えて、慌てて謝る。
しかしハオはなつきが謝ったあと、すごく可笑しそうに笑った。
「冗談だよ。本気にした??悪いけどあれくらいで傷付くようなやわな心は持ってないよ」
「ひ、ひどい。からかって遊んでるのね」
そう言ってふと思う。
あのはなしも、冗談なのではないかと。
あのあとなつきが入っていったとき、男子たちはとくに驚いた様子も焦った様子も見せなかった。
まるで、そこにいるのがわかっていたかのように。
だから、やっぱりみんなしてからかっているんだと思えて仕方なかった。
一度そう思ったら、もうそうとしか思えなくなって気が軽くなる。
緊張してきてばかみたい。
自分自身に笑いが込み上げる。
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