ろんぐ
□第7話
5ページ/8ページ
「ど、どうしたの、ひとみ??」
ひとみはふたりの空気を読み取ってきょとんとなる。
「もしかしなくても、お邪魔でした…??うん、邪魔してごめんね」
そろそろと扉を閉めようとする。
それを止めたのはハオの方だった。
「邪魔じゃないよ。なにか用??」
「あ、そう??」
ころりと態度を変えてなつきに歩み寄る。
「なつき、衣装の採寸やるってさ。だから教室きてね」
「わ、わかった」
ハオにごめん、と謝ってひとみについていった。
ふたりが出ていったあと、葉がひょっこり屋上に顔をのぞかせた。
.