海神

□依頼01
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立海大附属中学に入学して約一ヶ月。今はGW中だ。
雅治と雅妃は男子テニス部に入部したが、1年はGW明けから本格的に部活動が始まるらしい。
そのため2人は家の中でゆっくりすごしていた。

『雅治〜暇なんだけど〜』

「俺に言うんじゃなか」

2人は何かすることがないか考え出した。
すると雅妃が何かを思いついたのか声を上げた。

『そうだ!!母さん達の書斎に行こう!!』

「おっ!それいいのう。親父達の書斎に行くの久しぶりじゃな」

ちなみに2人は従兄弟同士だが雅妃の母と雅治の父、2人とも事故で亡くなっているため雅妃とその父、雅治とその母の4人で暮らしている。

書斎に着くと2人はそれぞれ、本を読んだり、棚を物色したりしていた。
しばらくして、雅妃が1冊の日記を見つけ、雅治に話しかける。

『雅治、これ出てきたんだけど・・・・・・』

「・・・日記、じゃな」

雅治は渡された日記を躊躇いなく開きいた。

『ちょっ!勝手に読んでいいの!?』

「この部屋にあるってことは親父達のじゃろ?なら問題なか。それに雅妃もそんなこと言っとるけど、興味あるんじゃろ?」

『まぁ、ね・・・じゃ、読むか』

雅妃も納得したのか2人で日記を読みだした。
最初のほうは当たり障りのないただの日常について書かれていて、中学に入ったあたりから部活について書かれていた。




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