ただただ逢いたい

□好きになってもいいの?  惚れてしまってん
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『吾郎さん…私の事嫌いになったの?』


『何?…これ なんなのよ! !こんな こんなお金要らないわよ! !』


−−−夢だ これは昔の終わった事や











「…じ 親父…おーやーじーー! !」


南が真島の耳元で、でかい声を出した。


「うっさいんじゃー! !ぼけぇー! !」


と頭を殴った。南は頭を抑えながら


「電話 携帯なっとりますよ?」


と真島の携帯を渡す


−−ああ…せや 名無しさんちゃんから仕事終わったら電話があるんやった−−


「もしもし?名無しさんちゃん?仕事終わったか?」


「はい 今天下一通り歩いてます。そのまま劇場広場に行きますけど 真島さん何処に居ますか?」


「ワシか? 今事務所や ミレミアムタワーの中の すぐ行くわ」


「へ〜真島さんの事務所ってミレミアムタワーにあるんですね〜」


「この前行ったやん 何言ってん 自分」


「あははは あの時はね〜 いろいろありましたし〜」


「…ソーデースナー すぐ行くし待っといてな」


「はい じゃあとで」


ピッと電話を切った。





「名無しさんちゃん! !」


名無しさんのと声を出して真島はぶんぶん手を振りまわして傍にきた


「…は はい…こんばんは」


と恥ずかしさを抑えつつ挨拶をする。
真島は上機嫌に


「おう ほな まずは飯食いいこか〜」


「どこに?」


「ん〜せやな 俺の知っとる飯屋でもええか?」


と名無しさんに視線を向けた
今日の名無しさんはこの前とたいぶ違って、とても女らしい格好をしていた。


と言っても、動き重視なのだがとても清潔感が感じられる。


「はい どこでも」


と頷く


「今日の格好なんやこの前とはえらいちゃうやん?スカートやし」


「この前あまりにもラフすぎましたしね」


とふふふと笑う


「ほな とっと飯食いに行こか〜」


と二人は肩を並べて神室町の街を歩き出した。
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