BLEACH中編
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なぜだろうか。
平子隊長の様子がちょっとおかしい気がする。
いや、ほとんど変わらないんだけど。
っていうか何がおかしいのかも分からないし。
『平子隊長、それでは行って参ります。』
「あァ、気ィつけや。下っ端頼んだで。」
『はい。』
たぶん気にするほどじゃないな。
っていうか平子隊長は気にさせてくれないと思う、そんな人だ。
いつもヘラヘラしてるけれど隊長としての自覚はとても強くて、部下のことも本当によく見ていてくれている。
捻くれた物言いでいい人だと見せない彼の本心は、いつだって隊のみんなを心配している。
だからきっと今回もそんなことだろう。
平子隊長はこっちから色々気を遣わなくていい、という事に関しては最高の隊長だ。
彼だけが隊長として悩む何かがあったんだろうな、なんて私は呑気に考えていた。
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