高校三年生(キッド退職後)
□妄想パラレルお遊び編 不死の選択とか
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妄想ぶっとんでるので、シリアスとかアンハッピー嫌な方は進まないでください。
例えばこんな展開。。。。
「キッド!!それをどうする気だ!」
叫ぶコナンの後ろで、哀が顔を真っ青にして両手で口元を覆った。
コナンを新一の姿に戻すための薬の開発には、その要因となったアポトキシン4869をもう一度作り直す必要があった。その完成された薬は今、キッドの手中に握られている。
もし、この薬がよに出たらどうなるか!
「何が目的なの!?」
哀の悲鳴に似た声が響く。
「オメーは、んなもんに興味を持つような奴じゃねーだろ!」
コナンが必死に叫ぶ。
状況が変わったのだ。
キッドはポーカーフェイスの下で痛む胸を抑える。
「全部は取りませんよ。私たちに必要な分だけをいただいていくだけです。もちろん、誰にも渡すつもりはありませんのでご安心を。。。」
悪いな、名探偵、小さな科学者のお嬢ちゃん。
キッドはとんっと窓を蹴って夜空に飛び出した。
狂ってると言われようが、俺には。。。
「たでーま。。。」
快斗は部屋に入ると、少女が眠るベッドの傍に膝をついた。
頬を撫でてキスをする。歯列を割って舌を忍ばせ、少女の舌を絡め取る。しかし、少女からの反応は何もなかった。
ただ、静かに眠っている。
「かなえ。。。」
快斗はぐっと拳を握りしめた。
「なあ、目覚めてくれよ。。。。お姫様は王子のキスで目覚めるもんだろ?」
震える声が静かな部屋に響く。
パンドラの呪いだった。
全てはあの石を破壊した瞬間におこった。
ビル風に煽られた液体がかなえに一滴、かかっただけだった。
それだけだったのだ。
たった一滴の滴が、全てを狂わせた。
かなえは倒れ、眠り続けている。負った傷も跡形もなく治る、不老不死の体となって。しかし意識は戻らず、ずっと眠り続けている。
確かに身体は不老不死だろう。しかし、これでは生きているとは言えない。
「うまい話には裏があるとはよく言ったもんだな…」
快斗はそっと、ポケットからさっき盗んできたばかりの薬を取り出した。
「一人にしねーから。。。絶対に何か方法があるはずだ。。。」
この薬は保険。
意識を戻せても、もし、かなえが不老不死の身体のままだった時の。
なんて!!
シリアス展開!!とかねー。。。
暴走して迷子になってるkanaでした。