読姫2
□無意識に…
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(うわ、ヤッベ。無意識に言っちまった…)
そして、背後に仁王像が垣間見えるヒメコを見、
「…やっぱ前言撤回…」
「何か言うたかぁぁー!!」
「ぎゃー!!!!!」
☆
それから五分後。
地獄から帰ってきたボッスンが、事の顛末をヒメコに説明し始めた。
「ふーぅん。チュウさんがねぇ…」
「そーなんだよ、片付け頼まれたんだよ。あの人、整理苦手だからな。」
「へえぇ〜、そうなん。チュウさんの手伝いしてて、ゴーグルに雪積もるん。へー。」
「え、何言って…、わー!…本当だ…」
「で?」
「すんません。雪だるま作って遊んでました…」
「よぉし!お前、そこ立っとけ!!」
「貫くなよ!?」
「まあ、それはええわ。どうでもええわ。何でスイッチが居らんの。」
「え、どうでもいいの?…スイッチは、しまった!!モモカのCDの発売日だ!とか言ってさっき帰った。」
「じゃ、どうすんねん…。今日やること無くなってもうたやん。今日はスイッチ居らんと困るのに…。」
「ああ、明日までにあれはやんなきゃな。」
「まあ、ええわ。どうせ今日ちょっと風邪気味疑惑やし。もう帰るわ。」