神桜鬼
□第二話
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??「やぁ!心配したぞ!具合はどうだ?もういいのか?」
人の良さそうな方が話かけてくる
私は身なりを整え膝をつき
『この度は助けて頂き誠にありがとうございました。お陰様で熱も下がりました。感謝してもしきれません。』
深々と頭を下げた
彼女の人離れした美しさに加え
品があり気高く凛とした振る舞いに
誰もが見惚れ‥息を呑む
??「////そっそうか!それは良かった!私は新選組局長の近藤 勇だ!そしてこっちは‥‥」
??「おいおい、近藤さん。何色々教えてやってんだよ。こいつはまだ疑いが晴れた訳じゃねぇんだ」
??「私は新選組総長、山南 敬介と言います。よろしくお願いしますね」
??「おい、山南さん!」
??「僕は一番組、組長 沖田総司。よろしくね」
??「っ!総司!!」
??「俺は二番組、組長 永倉 新八だ!よろしくな」
??「‥三番組、組長 斎藤 一」
??「八番組、組長 藤堂 平助!よろしく!」
??「十番組、組長 原田 左之助。よろしくな」
??「‥‥お前ら!くそっ。‥新選組副長、土方 歳三だ」
『私も名を名乗り皆様にご挨拶したい。けれど本当にわからないのです‥‥』
沖田「君、倒れる前に[颷極]って言ってたよ」
『颷極‥‥』
斎藤「何か思い当たることはあるのか?」
『‥いいえ』
近藤「なぁトシ。彼女をどうするか記憶が戻ってからでも遅くないんじゃないか?」
土方「また、そんな甘い事を」
山南「しかし女性を置くのは問題ですねぇ。風紀も乱れ兼ねませんし」
沖田「彼女強いから男装させて隊士扱いでいいんじゃないですか?可愛いし」
土方「総司。最後のは関係ねぇだろ」
近藤「では君の腕前を見て処遇を決め様ではないか!な!トシ!」
土方「はぁ‥。そうだな‥」
“強い?私が‥?”
沖田さんの言葉の意味も理解出来ぬまま、私は実力を示すため道場へ向かう事になった
(剣なんか‥使えるかしら。でも手元には刀があるし‥大丈夫よね‥?)