神桜鬼

□第七話
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『大丈夫ですか?!』

藤堂「俺、かっこ‥わり‥な‥」





それだけ残し意識を失ったが藤堂が
生きている事に安堵する

が、束の間





隣の部屋から声が響いた






*・*・*






沖田「ぐはっ?!」

??「少しは腕の立つ田舎侍と聞いていたが嘘の様だな」

沖田「くっ‥‥‥」






『組長!!!』








藤堂を寝かせ
急いで部屋に入ると血塗れの沖田と
金色の髪の男が立っていて







沖田「夜月ちゃん‥‥。来ちゃ‥駄目だ‥‥」
『沖田組長!!!』





夜月は背に沖田に匿い、
男に目掛け刀を向けた





??「なんだ、お前も死にたいのか?」





口角を上げて微笑む
男の威圧は只者ではない
ゴクリと唾を飲み込み意を決して居ると



グイッ−−−−−





血塗れの沖田組長が私の前に出た





沖田「あんたの相手は僕だよね?この子に手を出さないでくれるかな!」

??「ふ、もはや盾にもなるまい」





背に匿れれば鼻をつく彼の血の匂い





絶対に絶対に私が護ってみせる














再び月に照らされ
夜月の姿が変わり始めた












瞳は白銀に
髪は桜の様な桃色に
額には真珠の様な美しい角が現れ















颷極家頭領
万物の頂点に立つ伝説の鬼



【神桜鬼】



が覚醒した瞬間だった‥
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