神桜鬼
□第七話
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それから季節が過ぎ
私が新選組に入隊して
初めての大捕り物があった
それは後に
池田屋事件と呼ばれ
【終わり】を告げる
序章になるとは誰が予想しただろう
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先日捕まえた浪士より
不逞浪士達が不穏な計画を立てていると
情報を聞き出す事に成功
場所は四国屋、池田屋に絞られた
土方「動ける隊士は25名だ」
近藤「これだけか‥」
今新選組は体調を
崩した人も多く人員不足
さすがの局長、副長も頭を抱えている
近藤「よし。人員を二手にわける。四国屋にはトシ、斎藤君、原田君、源さん、含む隊士14名で向かってくれ!池田屋には残り隊士と俺で行く」
土方「ちょっと待てよ!近藤さん!10名やそこらで‥‥」
近藤「なぁに、総司、平助、新八を連れて行くから心配ないさ。斎藤君、夜月君を借りていいだろうか?」
斎藤「勿論です」
『お供します、近藤局長』
沖田「まぁまぁ土方さん、僕がいるんです。大丈夫ですよ」
山南「そうですね、本命は四国屋の線が強いですし、この人選が適切でしょう」
近藤「もし池田屋だった場合はトシ!頼むぞっ!」
土方「ぁあ。任せろ」
四国屋
土方、斎藤、原田、井上含む総勢14名
池田屋
近藤、沖田、永倉、藤堂、颷極含む総勢11名
屯所護衛
山南、山崎、島田
長い戦いの夜が訪れ様としていた