神桜鬼
□第十二話
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急いで屯所の入口に駆け付けると
皆が戦っていた
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原田「待ってたぜ!」
私たちの姿を捉えるなり笑顔になってくれる皆
土方「いい顔になったじゃねぇか!」
山南「斎藤くん、沖田くん、颷極くん後から来た分しっかり働いてくださいね」
沖田「任せてくださいよ。行くよ紗綬ちゃん!」
斎藤「思い切りやるといい。行くぞ、紗綬」
『はい!!』
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ガキィィィィィィィン!
幕府軍「ぐああああ!」
辺りには血と死人
まさに地獄絵図だった
幕府軍「いたぞ!颷極の化け物だ!!!」
沖田「失礼だなぁ、姫って言ってくれる?」
ザシュッッッッ!!
幕府「なんなんだ、こいつら。皆化け物か…!」
斎藤「口を慎め、うちの屯所で戦闘狂なのは総司だけだ」
グサっっっっ!
沖田「酷いなぁ、一君」
原田「否定はしねぇよな、総司!」
沖田「まぁね!」
ガキィィィィィィィン!
ザシュッ!!
圧倒的な強さの新選組、幹部の力
けれど幕府軍は遥かに数が多かった
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〜藤堂&原田〜
藤堂「くっそーっ!!キリがねぇよ!!くっ?!」
藤堂に的を絞り兵が群がる
原田「危ねえ!平助!!」
原田は藤堂を庇い敵の群れの中に背を晒すが
??「あーあ、見てらんねーな」
パァンっ!パァン!!
激しい銃声が響き、音が止む頃には原田と藤堂に群がった兵は死んでいた
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〜近藤&沖田〜
沖田「死にたい奴からかかっておいでよ」
近藤「新選組、局長、近藤勇!颷極紗綬くんは断じて渡さん!!」
沖田「あーあ、また言っちゃった。…近藤さんらしいけど!」
幕府軍「近藤局長だと?!局長を狙えー!」
「うおおおぉぉぉぉ!!!」
ザシュッッッッ!
沖田「近藤さんは絶対斬らせない!」
ガキィィィィィィィン!
背後から四方八方から幕府軍が押寄せる
近藤「総司!!!!む?」
突然二人の周りの敵が死に絶え
ガキィィィィィィィン!
敵が散った
??「やれやれ。どうして俺が沖田なのさ」
沖田「君は…!」