神桜鬼

□第十四話
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近藤「雪村くん。風間殿はどちらにおられるかな?」




雪村「千景様ならお部屋にいらっしゃると思います。お呼びしましょうか?」
近藤「ああ。頼む」






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風間「こんな夜中に呼び出すとは無粋な連中だな」
近藤「す、すまない!」


土方「謝る必要なんざねぇよ、近藤さん。おい、風間。俺達は最後まで紗綬を守ると決めた。こちら側につかせてもらおう」


風間「ふっ、よかろう。一つ土産に良い事を教えてやろう。幕府軍は最早負われる身となった」
山南「と、言いますと?」


風間「薩摩に錦の御旗がたったのだ。もはや幕府軍が逆賊になったとゆうことだ」



近藤「な、なんと!!」
風間「命拾いをしたな。田舎侍共」

土方「………」



原田「まぁ、素直には喜べねぇな」

風間「紗綬が目覚めるとお前達を薩摩の西郷の元へ連れて行く。足で纏いになれば斬り捨ててやるからさっさと眠る事だな」




風間はそれだけ残し広間を去った




近藤「俺たちも休むとしよう」




近藤さんの一声で皆各部屋に戻って行った
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